無事に札幌に到着してチェックインをしたら、3泊するからウェルカムドリンクチケットを3枚もらえた。そんなサービスがあるとは知らなかった。うれしいキラキラ

さっそくサッポロクラシックをいただく


札幌に到着して最初の1杯生ビール
おいしいデレデレ

空港シャトルを降りてホテルへ向かって歩いている時に、今晩の夕食候補のお店に予約可能か電話をしたのだけど、あいにく予約がいっぱいと言われた。
もっと事前に予約を入れることもできたけれど、飛行機移動の後だし何が起こるかわからないから当日まで予約はしなかった。1人だからなんとかなるかなぁとも思ったけれどやっぱり無理か。他のところへ行こうと電話を切ろうとしたら
「あ、ちょっと待ってください。もしかしたら空くかもしれないのでお席が空いたらお電話差し上げましょうか」
とお店の方が言ってくれた。

ホテルでウェルカムビアを飲み始めたタイミングでお店から電話がかかってきた。
「空きが出ましたので大丈夫です」
30分後くらいに行きますと答えて残りのビールをゆっくり飲み干した。

途中で寄り道をしながらゆっくり歩いてレストランへ。
窓際のカウンター席を用意してくれていた。
背後に柱があるのでなんとなく個室にいるような落ち着きのある空間になっている。1人飲みにピッタリね。


前菜盛り合わせ


プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)を合わせて。


前菜盛り合わせはポテトサラダ、カポナータ、レバーペースト、キャロットラペ、生ハムメロン、いちじくバター、タコのマリネ、タイ(だったと思う)のカルパッチョ、ごぼうのフリットという9品。1名分から作ってくれるのがうれしい。レバーは苦手なのにこのお店のレバーペーストはとても美味しく食べられた。


そう、今夜の夕食はイタリアンイタリア

翌日のイタリアとの対戦に向けてイタリアを喰うのだ。


プロセッコがなくなったので白ワインを追加


前菜をつまみながらワインを飲み、時々外を眺めたりして、あー楽しいデレデレ


そういえば、先月イタリアへ行ったばかり。そしてこの休暇の後、またイタリアへ行く。しかも3回も。それなのに全く飽きずにイタリアンを食す私。

日本のイタリア料理はおいしい。しかもユーロに換算すると恐ろしく安い。外国人がこぞって日本に来る気持ちがよくわかる。

逆に私がイタリアへ行くと何もかも高くてこんなに豪華には食べられない。


ワタリガニのパスタ


このパスタを頼むときに一応どのくらいの量なのか聞いてみた。
「大丈夫だと思うんですが、もし心配でしたら少なめにもお作りできますよ」
と言ってくれた。
食べられる量は人それぞれだからお店の方も答え方が難しいだろうけれど、「大丈夫だと思う」と言ってくれるくらいの量なら私は絶対食べられる。
「普通の量でお願いします」
と注文した。
イタリアで、どのくらいの量かと尋ねると、限りなく100%に近い確率で
「全然多くない。普通だよ」
と自信満々に言われる。
そしてあり得ない量の物体が運ばれてきたりするから、私はもうイタリアで量は尋ねない。
そういうところだぞ、イタリア・・・。

ワタリガニのパスタは、日本人好みの味だった。私はもうちょっと塩をきかせてくれてもいいかなと思ったけれど、カニの身がたっぷりでとてもおいしかった。
パスタは細くて少し平べったい、リングイネかな。パスタの種類は無限にあってなかなか覚えられない。ソースが絡んでとてもおいしかった。

北海道の食材をふんだんに使ったイタリアンは、また違う季節にも食べに行きたいと思えた。

夏の北海道は日が長い。

もう1件行っちゃおう。

札幌へ向かっている時に、Xを見ていたら、既に札幌入りしているラグビーファンの方のポストがおすすめに上がってきていた。
その方が載せていた写真には日本代表ジャージが飾ってあったり壁に代表の方のサインが書かれていたりするパブが写っていた。

これは、どこだ?
札幌市内なのか?

というわけでなんとなくここかな、というところを探して行ってみた。

ちなみにその方のポストにはお店の名前は出ていなかったけれど、私も基本的にはお店の名前は載せないタイプ。時々載せてるけど。だから手っ取り早く旅行情報を知りたい方にはなんの役にも立たないことは自覚しているけれど、敢えて載せない

パブでギネス!

お店は既に賑わっていた。
大きなテレビモニターでは、ウェールズ対南アフリカの試合を流していた。この試合、家で見た気がする。
トニー・ブラウンさんが南アフリカのコーチになって、日本と南アフリカの選手で違いを感じることはありますかって聞かれて
「南アの選手はフィジカルは最初から出来上がってる。全く問題ない」
って答えていたという話がすごく印象的だった。

パブの中はどんどん人が増えていって、明日の札幌ドームへ行くんだろうなと思われる人達がたくさんいた。
「何時頃こちらに着いたんですか?」
と、知り合い同士で会話をしている。

そんな会話をこっそり盗み聞きしたり、モニターに映し出される試合を見たりしてギネスを飲む。

楽しいちゅー

だけど、1人で騒がしいところにいる私を気遣って、お店の方が
「ここうるさいでしょう。あちらの方が静かだから移動されますか?」
と聞いてくれた。
お店の方に声をかけられるまでうるさいとか騒がしいとか全然思ってなくて、言われてみればそうか、とは思ったけれど不快ではなかったので
「ここで大丈夫ですよー」
と言って移動はしなかった。
もしかしたら移動してほしかったのかなと後からちょっと思ったけれど、1杯飲んですぐ帰ったから許して。

ホテルに戻って就寝。

ホテルは朝食付きで予約していたので、2日目の朝はのんびり準備してロビー階の朝食場所へ。
ビュッフェで、和洋食にスープカレーもあった。ビュッフェの時、私はいつでもすごく計画的だ。まずは一周して何があるのかをチェックする。
お昼は札幌ドームでラグビー応援カレーを食べるんだと決めていたからスープカレーは食べない。

洋食にしてみた


サラダが新鮮でおいしかった。

朝食を終えて部屋でダラダラした後に散歩に出発!
今日の午後にはハルちゃんと合流するけれど、ハルちゃんはお買い物には興味がないから今のうちにお土産を買いに行こう。


大通公園から札幌テレビ塔


札幌には今まで何回も来たことがある。
新人の頃、仕事で1ヶ月の間に5回行ったり来たりしたこともあるし、自分の旅行でも何度も訪れた。2年前のフェリーの旅の時には、札幌は何度も来てるからいいやと素通りしたくらいだ。
だけど、よく考えたらこうして1人で歩くのは初めてかもしれない。お客様も友達もおらず1人で歩いていると、今まで感じなかった札幌の雰囲気を感じられてきた。

どことなく外国みたいだ。

街中に座れるところがたくさんあってゆったりとくつろげる。

公園のベンチが、本来の目的でちゃんと使われていて、ベンチに寝転んで占領している人とかベンチを占拠して暮らしている人は全然見かけなかった。

ちょっと座りたいなと思った時に簡単にあいてるベンチを見つけることができた。


居心地のいい街だなぁと改めて思った。


地下街にはラグビーのポスターが貼られていた


このポスターの向きが柱によってバラバラなところも外国っぽい笑い泣き


色鮮やかな紫陽花


うちのほうでは紫陽花はとっくに終わっている。
空気が違うせいなのか紫陽花の色も一際鮮やかだ。

公園をお散歩しながら向かったのは、北菓楼。
大好きな開拓おかきを買いに行った。開拓おかきはいろいろな味があって、ほぼ全種類試したことがあるけれど、結局えりも昆布味が一番好みだと確信してからはそればかり買っている。

北海道旅行の危険なところは、お気に入りのお菓子があって自分の中で定番化した後に、さらにどんどんおいしいものが現れてくるところ。買いたいお土産がどんどん増えちゃうニヤニヤ
まったく困っちゃうよーと言いつついつもいろいろ買ってしまう。
今回も開拓おかき以外にいくつか初めてのものを買ってみた。
あとは空港で最後に追加分を買おう。

とりあえずお買い物完了!


ホテルに戻って荷物を置いて、着替えて札幌ドームへ向かう。

試合が14:05からだから午前中は街中あちこちでラグビー観戦に来ているっぽい人を見かけた。

交差点を横切る時、ちょうど向かい側からジャパンジャージを着た女性が渡って来て、目が合うとニッコリ笑って会釈してくれた。あ、この感じは昨年のワールドカップ の時みたいだなと思った。

地下鉄に乗り、人の流れに沿って札幌ドームに無事到着し、ビール片手にラグビー観戦を楽しんだ。


ラグビー観戦の様子はこちら



ジャパンにとっては無念の敗北ではあったけれど、勢いのあるイタリアのプレイを見られたのは良かった。

試合の後、外に出てハルちゃんともう1杯ビールを飲んでのんびりしてからホテルへ戻った。ハルちゃんはまだチェックインをしていなかった。

エコバッグ1つでふらっと札幌まで来ちゃうからチェックインしてるのかしてないのか見た目ではわからないよ笑い泣き

ハルちゃんの宿泊プランにはウェルカムドリンクが付いていなかった。

でも私はあと2枚のドリンクチケットを持っているから譲って差し上げよう。


今日は梅酒サワーにしてみた


「ドリンクサービスのおじさんたちの窓際感がすごいね」
とハルちゃんが言う。
「あ、やっぱり気付いちゃった?あの仕事、今私がやれって言われたらすぐできると思う。しかも1人で」
「うん。私の方がいい働きできそう」

お酒を入れてもらっておいてなんだけど、他にできそうな仕事がなくてここに回されているのかなーという感じだった。


今夜はお寿司を食べたかった。

回らないお寿司じゃなくていい。回転寿司に行きたくて何軒か電話をしてみたのだけれど予約は受け付けておらず、直接行って整理券を取ったり並んだりするようだ。しかもどのお店も50組待ちとか120分待ちとか。

そんなわけで寿司は諦めて以前に行ったことのあるお店に何軒か電話をしてみたけれど全滅チーン

開いてるお店が少なくても行きたいところへ行けたコロナ禍が懐かしいわ。


どこも混雑しているのなら、今の時期しか味わえない札幌の夜を楽しもう。


大通公園や札幌市内のあちこちでビアガーデンをやっているから行ってみることにした。

各ビール会社がビアガーデンを出している。今日はサントリーへ行ってみる。

適当に座ってQRコードを読み込んでオーダーをする。こういうの絶対ハルちゃんは嫌がるだろうと思ったら、よっぽどお腹が空いていたのかサッとスマホを取り出して注文をしようとしてくれた。

おっ!と思ったのだけど、メアド登録したりアンケートに答えたりする画面が表示されたりしたみたいであっという間にイライラし始めてた。ほらぁーこうなるー。それでもなんとか頑張っているからそぉーっと声をかけてみた。

「あのさぁ、おねえさん呼んで直接注文もできるよ。そうすると200円割引がされないだけで」

「そうなの!すみませーん

おねえさん呼ぶの早っ!!

そんなに飢えているのかと思ったらお昼を食べてなかったんだって。そういえばキックオフ直前に来たもんね。しかも函館から。

函館から札幌の距離感を分かってなくて新幹線で北海道へ渡ってみたもののさらに函館から4時間以上かかると知って函館に宿泊してから地を這うように移動して札幌までやってきたハルちゃん。そりゃあお腹すくわー。


今夜のビールはプレモルマスターズドリーム


メニューの写真なのはなぜかというと、ドリンクやフードが運ばれてきてからのんびり写真を撮っていたら絶対ハルちゃんに怒られると確信したから笑い泣き
フードの方はオーダーしてから1分くらいで来た!ピッツァマルゲリータ、ザンギ、ソーセージをオーダーしたのだけど、スーパーで売ってるみたいなパックに入っていたから早いわけだ。でもおいしかった。こういうところの値段が高いのは雰囲気込みだね。

札幌の夏って楽しいなぁ。
夜になればいられないほどの暑さではなくて吹く風が気持ちいい。こういうところだからビアガーデンをあちこちでできるのだろうな。

ビールを飲んでモリモリ食べて満たされて、少しお散歩。


ライトアップしたテレビ塔


まだまだ夜は長いけれど、長距離移動でハルちゃんも疲れているだろうからホテルに戻って解散。
私は飲みに出ようかなと思ったのだけど、ベッドでゴロゴロしていたら面倒になっちゃって、今日も早めに就寝。なかなか健康的だ。


つづく