豊田スタジアムへ行ってきた!
豊田に行くのは2回目だ。前回はテストマッチの時だったなぁと、ブログを遡ってみたら2年前の7月、フランスとの対戦だった。

2年前もすごく暑い日だった


今回は準備万端。冷感スプレーやウチワも持って、帽子、日傘も持った。今年、遅ればせながらアームカバーを買ってみたのだけど、家の中で迷子になってどうしても見つからずアームは諦めた。日焼け止めでなんとかする。

日本の一般的な女子ならこの程度の日焼け対策は当たり前だと思うのだけど、私は持ち物が増えるのが嫌で(すぐなくすから)気が向いた時に日焼け止めを塗るくらいしか今までの人生でしてこなかった。来世があるならもう少しマメな人間になりたい。


東海道新幹線は上下線とも止まっているみたいだ。遠方から向かっている人は大変だ。私は在来線でのんびりと豊田へ向かう。


スタジアム到着!


「超えていこう」というスローガン?キャッチコピー?とてもいいと個人的には思う。今の若いジャパンにピッタリな気がする。自分の最高のパフォーマンスをさらに超えるのも、先人の偉業を超えるのもすごく難しいことだと思うけれど、それでも超えていこうとするジャパンを応援したい。


齋藤選手と共に共同キャプテンの原田選手


原田選手の落ち着きっぷりがすごい。選手の等身大パネルは試合に出ない選手のものもあったけれど、やっぱり若手選手のパネルが大人気。原田選手も人気だった。慌てて撮った1枚だけれど、図らずも後ろに矢崎選手のパネルも小さく入り込んでた。矢崎選手のパネルはずーっと途切れなく誰かが撮影していたので近付けなかった。

ディランライリー選手のパネルもあった。今回は出場していないけれど、数日前に私の夢に出てきたライリー選手。合宿所のロッカールームみたいなところに私が1人でいるところにやってきて秘密を教えてくれた、という謎の夢ニヤニヤ

なぜライリー選手だったんだろう。束の間の(夢の中の)おしゃべり楽しかったよ、とパネルを見つめて夢の会話を反芻する。


ふと横を見るとアサヒビール発見!工場直送のやつ!


炎天下で飲む生ビールおいしい


お腹もすいた。何か食べよう。フードコーナーをざっくり見たけれどあまりピンと来ない。
とりあえず一旦中に入って荷物を置いて、それから考えよう。

ここまでは余裕かましていた私。
入場しようと思ったのだけど、QRチケットを出せないチーン
何がいけないんだろう。家でやってみた時には問題なく表示できたのに。何度もジャパンラグビーIDのパスワードを入力してログインを試みる。ログインはなんとなくできているようだけど購入履歴を出せない。
入場口の係の人に聞いてみようかとも思ったけれど、もうちょっと自分で頑張ってみる。
自分のスマホは自分で使いこなしてよって、私も仕事の時にお客さんに対してよく思うから、軽々しく誰かに頼る前にできる努力はしてみよう。

お問い合わせ先にメールも送ってみたけれど、そんなにすぐには返事が来ない。
場外のステージで、姫野選手や流選手が参加をしてトークイベントが行われていたのだけど、イベントが始まる前からスマホを触って試行錯誤を繰り返し、イベントが終わってほとんどの人がスタジアムの中に吸い込まれて行ってようやく、一旦係の人に聞いてみようと思って声をかけた。係の人って言ったって、バイトのお兄さんだと思うので、そんなこと聞かれても・・・って感じだと思う。スマホの使い方がわかってないのかと思われたようだけど、そうではないとわかると
「上の者に聞いてきます」
と言ってどこかへ消えた。そして来てくれた「上の者」もバイトのお兄さんみたいな感じの人だった。
「チケット窓口に聞いてみましたか?」
「当日券を売ってるところですか?」
「そうです」
まだチケット窓口には聞いてないと言うと親切に窓口まで連れて行ってくれた。

「入れなかったら・・・」
近くのスポーツバーで飲みながら観ようかな、と言おうとしたら、最後まで言い終える前に
「大丈夫です!購入の確認メールがあるから絶対大丈夫です!」
とお兄さんが力強く言ってくれた。そして、窓口では少し時間はかかったけれど紙チケットを出してくれた。私の他にも、コンビニで紙チケットを出せなかった人が数人来ていた。まあまあよくあるんでしょうね。
試合が終わる頃に問い合わせたメールの返事が来ていて、プライベートブラウザがオンになっているとアクセスできないそうだ。プライベートブラウザってなんだ?というところからネット検索して、オフにしてみたら確かにアクセスできた。もう覚えた。次回からはきっと大丈夫ニヤニヤ

さて、ここでようやく入場。
チケット販売方法や金額については賛否あるようだけど、やっぱり高いなぁという印象。私も冷静に考えてみた。高いお金を払って上のカテゴリーの席を買っても、そもそもグラウンド上で何が起こっているのかわからないことがほとんどだ。だったらどこで見ても変わらないな。ということで、今回はカテゴリー5。4000円の席だ。
席についてみて驚いた。すごく見やすいじゃない!
反対側サイドは遠すぎて全然見えないけれど、モニターが大きくて見やすい。毎回ここでいいかも。

自分の席に到着した瞬間選手入場、そして国歌斉唱


続いてハカ


マオリオールブラックスが舞うのは「ティマタンガ」。先週テレビで見ていてもその力強さは伝わってきたけれど、生ハカは、たとえ遠くからでも、たとえ後ろ姿でも迫力満点だった。オールブラックスのハカよりも迫力があるような気がする。実際気合が入りまくってもいるのだろうけど、みなさんマオリの血が流れているだけあってハカのリズムがDNAに組み込まれているのか。

18:00キックオフ。

前半は、ジャパンが私がいる側に攻め込んでくる形になる。
是非ともじゃんじゃんこっちに来てほしい。
後ろに座っているファミリーのお父さんはラグビーに詳しいみたい。家族に解説をしているので私もなんとなくその解説を聞きながら観戦を楽しむ。
「今日は山沢のキックがいつもよりさらに冴えてる」
とお父さんが言うので、私もそんな気がしてくる。

相変わらず細かいことはわからないので雰囲気で楽しむタイプではあるけれど、みんなすごくないか?全員が活躍している。
何回かとんでもないタックルの音を聞いた気がする。人と人がぶつかって出る音じゃないような音がしてたけど、すぐに立ち上がって走り出す選手たち。

先制点はジャパン!サミソニ・トゥア選手が飛び込んでトライ!
私が座っている場所の逆サイドでのトライだったけれど、私でもトライだっ!とすぐに反応できるくらいにわかりやすいトライだった。しかもこのトライまでの間にもワクワクするような場面が何度もあった。

豊田だから、やっぱり愛知県の人やヴェルブリッツファンの人が多いらしく、高橋選手がボールを持つたびに一際大きな声援が上がっていた。もう少しという場面が何度もあった。
そして注目の矢崎選手は、走るのが早いだけではない活躍ぶりだった。何がどうとは私の理解力では言えないけれど、なんかすごかった。
暑さのせいか、マオリオールブラックスの選手達は結構早い段階から目に見えて疲れているのが伝わってきた。私だったら30秒走ったら座り込むだろうなという暑さの中であんなに激しく戦えるなんてすごい。
ジャパンは前半の時点で勝っちゃいそうな雰囲気を漂わせていたように思う。
そこに元気いっぱいに交代選手として入ってきた竹内選手が元気いっぱい過ぎたのかペナルティを取られてしまって、あっという間にシンビンになって元気いっぱいに走って一時退場して行った。
後ろのお子さんが
「誰がシンビンになったの?」
とご両親に尋ねた。
「ついさっき入ってきた人だよ」
「あっという間だったね」
という会話が繰り広げられていて、本当にその通りで笑っちゃった。
竹内選手が戻ってくる前に前半が終了。8対0。
マオリオールブラックスがまだ1点も取ってない。このままでは終わらないだろうけれど、いい感じ。

私は通路側の席だったので、席を立った。スタジアムでは、通路側の席の時には特に用事がなくても一旦席を外すようにしている。そのほうが内側に座っている人が出やすいかなぁと思って。ラグビー観戦だけでなく、観劇などでもそうしている。
そんなわけで特に用もなく席を立ってみたものの、ビール売りのお姉さんが近くを通りかかったので、思わずビールを買ってしまった生ビール
缶ビールをコップに注いで渡してくれる。ビールを注ぎながらお姉さんが
「ラグビー見にくるお客さんて、めっちゃ飲みますよねぇ。おかげさまですごく忙しいです」
と笑顔で言った。
「え?他のスポーツのお客さんはそんなに飲まないの?」
「野球のお客さんも飲むけどラグビーほどでは。サッカーが一番飲まないかも」
そうなんだ。ビールを飲む量なら私も負けない。野球とサッカーに勝った気になるニヤニヤ
これがお姉さんの営業トークだったらそれはそれですごい。
ビール片手に戻ると後半が始まっていた。

2杯目生ビール


後半が始まって最初のトライはマオリオールブラックス。
あーやっぱり。ここから怒涛の反撃が始まるのか?

だけど、何度かあったピンチも運よく相手のミスで救われたり、先週は止めきれなかった攻撃を何度も止めたり、やっぱり先週よりも勝てる雰囲気だ。
NZのほうは疲れて消耗もしているだろうけれど、うまくいかない試合運びにちょっとイラッときているようにも見受けられた。
僅差に追い詰められても今日は終始ジャパンがリードしていて、気がついたら残り時間が10分ほど。まだ1トライで逆転される可能性があって、油断ならない状態だった。
このタイミングで入ってきた立川選手の安心感は半端ない。会場中が大きな拍手に包まれた。
で、残り時間が少ない中でも飽きさせない展開が待っていた。
矢崎選手のペナルティキック成功。山沢選手が下がっちゃったから矢崎選手が蹴るのね。この子、何やっても上手ね〜ともはや母の目線である。
さらに佐藤選手のトドメのトライ。
ここでようやく、勝っちゃうかも!?という気持ちが現実的になり始めた。

こういう勝利の瞬間をできれば生で見たくてこうしてスタジアムへ足を運んでいるのだけど、現実的になってくるとソワソワと落ち着かなくなる。
もう1トライくらい狙って来そうだ。
でも、ジャパンは最後まで守り抜いてトライを許さず、最後は立川選手がボールを蹴り出して勝利!!
なんという美しい終わり方ちゅー

お疲れ様でした。勝利おめでとう&ありがとう


トヨタまで行って本当に良かった。


キックオフが18:00なのは、猛暑の中で安全面を考えれば当然のことだと思うけれど、試合終了後、終電までの時間がそんなにない。家路を急ぐ人もかなり多かったように思う。私はすっごくおなかが空いていた。なんなら試合前から空腹だった。QRチケット出せない問題があったために何も食べられないでいた。ビールは飲んだけど。でも食べて帰る時間がなくて、空腹MAXのまま家まで帰った。電車の乗り換えの時に何か買おうかとも思ったけれど、夜遅くてお店も閉まってた。

空腹でも心は満たされて帰宅。

良き1日でしたデレデレ



現地でもらったうちわの裏側がかわいくて癒された。もふもふハート