久しぶりに仕事でイギリスへ行ってきたわけだが、他の国と同様にキャッシュレス決済が進みまくってた。

両替の必要ないと思う。

ロンドンの地下鉄やバスはタッチ決済のクレジットカードでそのまま改札を通って乗れるし、有料トイレもカードで入れる。むしろカードを持ってないと入れないところもあったゲッソリ


家を出る前に、前回の余りのポンドがどこかにあったなぁと思って家の中から掘り出したイギリスポンドは、現地ではもう使えなかったチーン



上が今のお札、下が古いお札


古いお札はイングランド銀行へ持って行けば交換してくれるらしいけれど、仕事中の私にそんな時間はない。


イギリスポンドって、新しいお札が出るとあっという間に使えなくなっちゃう。

今回使えなかった古いお札も、2019年にイギリスへ行った時のものだ。前回か前々回のイギリスの時にも、お金を払おうとしたら

「そのお札はもう使えません」

と言われた記憶がある。

切り替え早すぎるよ…。


今年の中頃からはチャールズ国王のお札が出回る予定らしい。とは言っても70年も在位されたエリザベス女王に対しては、イギリス人の思い入れも強いらしく、何ポンド札かは忘れたけれど一部はそのまま使えるようにするようだと聞いた。


思い入れが強いのはなんだか分かる気がする。

異国に住む私ですら、生まれた時からイギリスはエリザベス女王の国だったから、ウィンザー城内のセントジョージ礼拝堂で女王のお墓を見た時には、本当に亡くなっちゃったんだ、と寂しい気持ちになったくらいだから。


ウィンザー城の衛兵達


私は海外ではVISAカードを利用しているのだけれど、私のカードはタッチ決済仕様にはなっていない。次の切り替えまでは後1年くらいある。

タッチ決済ができるカードはJCBだが、海外ではほぼ使えない。

イギリスではなかなか不便だった。

普通に暗証番号を入れてカードを使うことはできるのだけれど、そんな古いカードを持っているなんてお店の人も思っていないようで、毎回説明することになり面倒だった。

しかもトイレにも入れない(タッチ決済カードしかダメだったから)。

ロンドンの地下鉄に乗るのにも、わざわざオイスターカードを買わなければいけなかった。オイスターカードはSuicaとかPASMOみたいなものだけど、どんどん値上がりして今ではカード代が7ポンドもする。しかも払い戻し不可。7ポンドって1400円くらいよポーン

そこにお金をチャージして使う。地下鉄に乗りたいだけなのにタクシー料金みたいな値段を払うことになる。タクシーも今では高すぎる値段になってるんだけど。

タッチ決済クレカなら、オイスターカードの3分の1くらいの値段で公共交通機関に乗れるんじゃないかな。


あー、次回は絶対タッチ決済クレカを持ってこよう。日本に帰ったらVISAカードに連絡して新しいカードにしてもらおうと心の底から思った。


イギリス旅行で両替は必要ないと思うけれど、私は仕事なので、どうしても現金がなければいけない場面がある。

それはドライバーさんやガイドさんへのチップ。

ある程度計算して両替はするのだけど、余ったお金は何としてでも使い切りたい。

だって次にいつイギリスへ行くのか分からないし、また通貨が変わるから。

もうポンドは持ち帰らない。


空港で、残ったお金で買い物をしようとしたら、

「このコインは使えません」

と言われた。


えっ!?コインもダメなの!?


1ポンドコイン


一番手前側の1ポンドだけは使える。

後は古いコイン。さらに、なぜだかオーストラリアの1ドルコインが混じってた。


お釣りをもらう時に、私はあまりちゃんと確認をしないから、こういうことがよくある。

行ったこともないような国のコインが混ざっていたこともある。


この古くなったコインは、日本に着いてから空港の赤十字募金のところに全部入れてきた。

使えないお金でも、募金をすると誰かの役に立つお金になるらしい。詳しいことはわからないけれど、コレクターが買ってくれるとか?


そして帰国した翌々日、目が覚めたらお昼だった。いつでも時差ボケ中だからね。

ショートメールが来ていて差出人はセゾンカードになっていた。私のVISAカードはセゾンである。


○月○日8時頃、イギリスにて5800円の支払いがありました。身に覚えのないご利用の場合は下記までご連絡を。


という内容のメールだった。


確かにイギリスへは行っていたけれど、その時間は日本で寝てたよ滝汗


さっそく電話をかけて確認してみた。


ショートメールはセゾンカードから来ていたので、私が電話をしたのはセゾンのカスタマーサービスだ。


「他にもいくつか利用履歴があって、VISAの方で支払いを停止している分があるんですが…」


と、係の方は行った。


セゾンとVISAがどういう役割分担になっているのかわからないけれど、情報共有をしつつセキュリティをかけてくれているのはとてもありがたい。


「最後にイギリスでカードで支払いをしたのは○日で、41か42ポンドくらいだったと思うんです。それ以降は使ってません(だって現金を使い切りたくてカード払いをしなかったから)」


私が最後にカードを使った後に3回くらいカードが使われた形跡があったようだ。全部イギリスの飲食店らしい。


「その時間は飛行機に乗ってました」


と言ったら納得してくれた。


幸い、クレディセゾンとVISAのほうで支払いをストップしてくれていて私にとっては被害額はないみたい。


「おそらくどこかでスキミングされたのでしょう」

「そうでしょうね〜」


スキミングの話は何度も聞いたことがあったけれど、私は経験したことがなかった。

今まで被害に遭わなかったのがラッキーなのかもしれない。


カード番号を読み取られてしまっている可能性が高いので、新しいカードを送ってもらうことになった。


「何かご質問はありますか?」


「あの〜、新しいカードはタッチ決済が可能なものになりますか?」


「ああ、まだタッチ決済用のものをお持ちではなかったんですね。はい、次のカードはタッチ決済可能ですよ」


帰国したらカードを新しくする申し込みをしようとは思っていたけれど、スキミング被害により、お願いする前にカードが新しくなることになった。

結果オーライ!?


気になるのは、犯人が複数回飲食をしているために、どこかで犯人以外の誰かが不利益を被っているのだということだ。

多分カード会社の保険適用になるのだろうけれど、犯人が無銭飲食した結果お腹壊して重篤な下痢になって詐欺った以上の医療費がかかる呪いをかけておいた

ロンドンの中心でウンコもらすがいいニヒヒ


さて、キャッシュレスな世の中になっているのに私も危機管理がなってなかったなぁと反省。


というわけで今さらながらスキミング防止カードケースを買ってみた。



これを購入した。


色はたくさんあって悩んだ結果ブルーにしてみた。



↓こちらのタイプは安くていいなと思ったけれど、とりあえず購入したカードケースを使ってみてから買い足すか考えよう。



さらに近いうちにこちらも購入予定。

私の貴重品入れはスキミング対策をしてないから、買い替えるつもり。



お客様が被害に遭うのは何度も見ているし、私自身が被害者となるスリ、置き引き、ボッタクリ、パスポート紛失(盗難じゃなくて紛失)、一通り経験しているけれど、今回スキミングが新たに加わった滝汗

セゾン様とVISA様のおかげで私の経済的損失はなかったので大変ありがたい。


海外旅行へお出掛けの皆様はどうぞくれぐれもお気をつけください。他人のこと言ってる場合じゃないけど。


セキュリティ能力皆無の百均ポーチが私のカードケースだった


海外では特に、高いものは持たない。そもそも私の人生に高級品は存在しないが、セキュリティは万全にしておこうと心に誓った。