本屋さんでフランスのガイドブックとラグビーの雑誌があったので買ってみた。



ラグビーのほうは、まだ日本代表メンバーが決定する前に発行されたものだったので、代表入りしなかった選手も大きく紹介されていたりして、うわ〜この人もこの人も選ばれて欲しかったなぁ〜と思いながら読んだ。


フランスガイドブックはおなじみの地球の歩き方。

コロナ禍に入った時に、フランスのガイドブックも含め、持っているガイドブックを全部処分した。本棚がすごくスッキリとした。

コロナ後に海外へ行くことになっても、さまざまな情報が変わると思って、いつ終わるともしれないコロナ休みの間に断捨離したのだ。

コロナ後、仕事で何回か海外へ行ったけれど、新しいガイドブックは買わなかった。なぜなら取材ができなかったせいなのか、新しいガイドブックが全然出てなかったから。

だけど、ついにフランスガイドブック改訂版が出た!2024〜25年版。だから買ってみた。

新しいと言っても、取材してから本になるまでには時間がかかるから、インターネットで調べた方が情報が新しい場合もあるのだけど、あくまでも参考程度に。

とはいえ、買おうかどうしようか、少し悩んだ。

だって、コロナ前は1800円くらいだった地球の歩き方が2500円になっていたからゲッソリ

それでも私が大枚をはたいて買ったのは、ワールドカップのためにフランスへ行くからではない。

その前に仕事でフランスツアーが入ってしまったから。

ツアーに参加するお客様は、高齢の方が多く、インターネット情報よりも紙媒体を好む傾向にある。だから、ガイドブックを買っている場合、その内容を信じて来る。私も、できるだけお客様が読んでいそうなものは目を通すようにしている。

ガイドブックを買って来るお客様はそれなりにやる気を感じるから、私もお手伝いする気持ちが湧いてくる。

ツアーのお客様の多くはガイドブックは買わない。そういうところにお金をかけない人が多い。自分の旅行なのに、そこまで人任せでいいのかなと思うけれど、まあ個人の価値観だろうし、そういう人のおかげで私は仕事があって生活できるんだけど。


図らずも、RWC直前のフランスへ行くことになったのはうれしい。

フランス語のポール先生にツアーの内容を話したら、忙し過ぎてドン引きしてたけど滝汗

「行った」というだけで、フランスの良さが伝わらないのでは…と思ったみたい。そうでしょうねぇ。私もわかってますよ。それが日本のツアー。

そういうツアーしか売れない、そういうツアーのほうが売れるという、旅行会社と顧客双方の問題でもある。

でも、その中で少しでも楽しんでもらうために奮闘するのが私の仕事。

自分だったらこうするなぁという気持ちは横に置いて、「与えられたカードで勝負する」のです。スヌーピーのように。



補足ですが、ラグビー目的だけでフランスへ行くのならガイドブックは買わなくても大丈夫だと思う。ネット情報だけでも旅行はできるし、ガイドブックを買うにしても、WEB版のほうが荷物にならなくていいかも。