伊勢に牡蠣旅行に行った翌日、浜松に泊まったナツさんは次の仕事のために早々に出発して行った。
キリコさんは時間があるからリカさんとお出かけする予定だったみたい。
「スナコも来なよ」
と、またまた強制参加
いや、暇ですけどね。
3人でランチへ。
おむすびランチ
何回か来たことがあるこのお店、おむすびを中心にセットがいくつかある。おかずのボリュームによって値段も変わる。今日は一番小さいサイズにした。
大きいセットも頼んだことがあるのだけど、おかずはそんなに絶品!!てほどではなかったから、小さいサイズでデザートつけようかなぁと思ったのだ。
このお店を選んだ理由は、ごはんが食べたい私と、甘いものが主食のキリコさんが同時に楽しめるお店だから。
キリコさんはパンケーキを頼んでいた。
私はデザートにパンケーキにしようかなぁと考えていた。キリコさんはかき氷をデザートにしようと考えていた。
でも、リカさんはおにぎりだけで満腹になったみたいで、結局一度お店を出ることに。
リカさんは私から見ると少食だ。最近は本人も食が細くなったと自覚してるみたい。
来月、一緒にフランスへ行く。リカさんの食事に合わせていたら私痩せられるかも
食後はちょっとドライブをしつつ、天竜浜名湖線の都田(みやこだ)駅へ。キリコさんはもちろんのこと、リカさんも行ったことはないそうだ。
私は、行ったことがあるけれど、そういえば、こういうインテリアがかわいいところとか、リカさんの趣味じゃないだろうなぁと思って、行って来たよという話をしてなかった。
マリメッコであふれる都田駅
駅舎にはかわいいカフェもある
カフェは土日のみオープンで、この日は平日だったから営業していなかった。
古びた小さな駅をリフォームして、こんなふうにかわいく作ったのは都田建設という会社。
都田建設は、他にもいろいろ手掛けていて、駅の近くにはドロフィーズという場所がある。小さな田舎町が北欧の街みたいになっているところ。
私は家具や食器を見るのが大好きなので、ドロフィーズも好きで時々覗いたりするけれど、リカさんが
「行ってみる?」
と言って来たのは意外だった。
ドロフィーズカフェでお茶でもしようか、ということになった。
ドロフィーズカフェは人気がありすぎてなかなか中に入れないから、私も中に入ったことはない。だけど、この日は平日ということもありすいていた。
古民家をリフォームして作ったドロフィーズカフェ
使われている椅子もテーブルも、全部違う種類。皮の値札がついていて、家具の値段もわかるようになっている。
実際に使ってもらって顧客に繋げようという試みかな。
ガトーショコラ
ガトーショコラと水出しコーヒーを注文。
久しぶりに食べるケーキ、おいしかった。リカさんとキリコさんが注文したチーズケーキもおいしかったみたい。
「この食器、イッタラみたいですね」
と言ってみたけど、2人ともそういうのは興味がないらしくゲームに興じてた
ケーキを食べ終わってからこっそりお皿の裏を見たらやっぱりイッタラだった。
やっぱり隅々まで北欧がテーマなのね〜。
そういえば、何回か一緒に仕事をしたことのある20代の営業マンがいるんだけど、2人で中学生の修学旅行に同行した時、そこのホテルのビュッフェで使われていた食器がロイヤルコペンハーゲンだった。
「うわー、中学生のビュッフェでロイヤルコペンハーゲンとか怖いですね〜。落としたらヒイッてなりそう」
20代男子にそんなこと言っても分からないだろうなぁと思いつつつい言ってしまった。
だけど、
「僕も気付きました。オシャレですよね〜」
と返ってきた。
気付いてたんだ。意外だった。
それで、ついつい
「あのごはんが入っている鍋だって、めっちゃ高いやつだよ」
と思わず付け加えてしまった。
「バーミキュラですよね」
と答えが返って来た時にはすごくビックリした。バーミキュラ知ってるんだ。
その20代男子は、ごはんの食べ方もすごくきれいなんだけど、食に関することに詳しいのかな、と興味がわいた。その後、生徒達が来てしまったので話はそこで終わってしまったのだけど、彼とならドロフィーズで話が盛り上がれそうだ。絶対イッタラも知ってると思う。
もしかしたら遊びに来たことあるかもな。
ドロフィーズは、カフェ以外にもエリア内にいろいろあるのだけど、敷地内全面禁煙で、スモーカーのリカさんは早々に駐車場へ戻ってしまったので、お茶だけ楽しんだ後は長居はせず、その場を後にした。
1人でなら半日は余裕でいられるところだ。また今度1人でゆっくり訪ねてみよう。
あこがれのバーミキュラ
イッタラの食器は使いやすくて何回割ってもリピートしちゃう