文化の日
11月3日は文化の日だったから、浜松市美術館の入場料が無料になると聞いて行ってきた。名品でたどる東洋陶磁観覧無料ありがたい浜松市美術館は浜松城公園の中にある。3連休ということもあり、観光客っぽい人の姿もたくさんあった。私が美術館に向かって歩いている時、後ろを歩いていた男子4人組はどうやら観光客のようだった。「美術館ってこっちで合ってるのかなぁ」(スナコ心の声)合ってるよー。私に付いてきたら辿り着けるよ!「ちょっと待って、金額確認していこうよ」「あー、えーと310円か。これなら出せそう」(スナコ心の声)今日は無料だよ。よかったね。男子4人組と心の中で会話しながら美術館に到着。さっそく中を見てみよう。この展覧会は小杉惣市さんという浜松出身の方が集めた作品を展示しているらしい。小杉さんは美術館を作ることを夢見ていたようだが、志し半ばで1964年に急逝し、その後浜松市美術館に寄贈されたそうだ。中国、朝鮮、日本の陶磁器が展示されているみたい。一番最初に略年表があって、紀元前3000年頃(縄文時代)から1700年頃(江戸時代)までが比較できるようになっていた。紀元前3000年の頃には中国にはいくつかの文明が生まれていたのか。略年表を見ると、中国の歴史はなんとか時代っていうのがコロコロと移り変わっている。(歴史に関しては無知なのでこんなザックリとしたことしか言えない。)中国が群雄割拠の時代に、日本はずーっと縄文時代。縄文時代長っ。縄文時代って確かとても平和な時代よね。日本って昔から割と平和なのね。焼き物の良し悪しなどは私にはわからないが昔の陶磁器には面白デザインが多いように思う。フクロウの酒器ネコかと思ったら違った。フクロウ型のとっくりみたいなものらしい。とっくりと言ってもこれは埋葬用だそうだ。あの世でこんな可愛いとっくりでお酒が飲めたら楽しそうだ。なんか綺麗な壺(白磁龍耳瓶)中国の唐時代(7世紀)のもの。6〜8世紀くらいの焼物には私好みのものが多い気がする。この顔すごく好きご機嫌さんで手綱を引いてる感じがなんとも愛くるしい。6世紀のものだけど馬の色が綺麗に残っている。カッチカチやで〜あいーんっ足の踏ん張り方がもうそれにしか見えない。かぶっている頭巾がまた可愛らしさを増幅させている。馬上杯馬上試合の後に乾杯をするための杯。これでお酒を飲んだらおいしいだろうなぁ。朝鮮のお椀中国ゾーンの後は朝鮮ゾーン。これでお酒を飲んだらおいしいだろうなぁ〜。15〜16世紀の朝鮮の壺これ、めっっちゃかわいい。レプリカがあったら欲しいくらい。横線入れた上にどうして鳥の絵を描こうと思ったんだろう。白磁八角水滴(朝鮮時代18世紀)書の道具。硯で墨を擦る時に水を入れて磨る。その水を入れるための入れ物。私も高校を卒業するまでずーっと書道を習っていたので、小学生の時には墨滴を使っていたけれど、中学からは墨をその都度磨っていた。だから用途としてはわかるのだけど、この入れ物は300mlくらいの水が入りそうなくらい大きかった。こんなに水要るかなぁ。でもすごく綺麗な入れ物だ。18世紀の白磁壺こちらも朝鮮のもの。鰻が描かれていると思ったら、簡略化された龍だった。鰻にしか見えない。ここまで中国や朝鮮の焼物ばかりだったけれど、ようやく日本のものが出て来た、と思ったら良い意味で日本ぽくなく、ダイナミックで大陸的な作品だった。牡丹唐草文平鉢庭に置いて金魚鉢として使えそうな大きさ。江戸時代の尾形乾山(おがたけんざん)の作品。見学しながらクイズに答えると応募できるプレゼント企画にもしっかり参加。応募用紙を家康くんポストに投函した。エコバッグが当たるみたい。当選するかな〜美術館を出て、のんびり歩いて帰る。浜松城公園の広場ではイベントをやっていた。ここにも家康くんステージをのぞいたら、小川綾乃さんが司会をしていた。ブルーレヴズのイベントの時などにいつも司会をされている小川アナウンサー。今日はこちらでお仕事なのね。今日はブルーレヴズの仕事じゃないから黒いワンピースなのね、と思ったら袖口がしっかりブルーだった🩵前日の雨で地面がぬかるんでいて、靴がドロドロになってしまったけれど、なかなか楽しい休日だった。