東京生まれの東京育ちの私にとって、帰省や故郷の存在と言うものは想像上のものでしかなかったのです。
ところが社会人になって数年経つと人事異動があり、仙台の方に転勤が決まりました。
一応帰り道の切符は用意された転勤だったのですが、それでも東京を長期間離れて暮らしたことのない私にとっては結構な大事で、ドタバタしてしまった覚えがあります。

でも、あの転勤があったおかげで、一般的なものとは逆方向ではありますが、帰省や故郷というものの存在を実感として知ることができたのは、自己満足ではありますが有益だった気がします。
故郷を歌う歌とか、やっぱり聴き入り方が違ってくるものですね。

今から思えば、あのまま仙台に居ついてしまってもよかった気がするのですが、まぁ会社の決め事ゆえに逆らうことも出来ずにまた東京に舞い戻ってきてしまったわけですが。。。(^^;


「寒北斗」 さだまさし