昨日ふと庭に出て木の根元に目をやると、蝉の骸が転がっていることに気がついた。
季節を違えて地中から出てきてしまったのだろうか。
一声も上げることができずに力尽きたのだろうか。
ただ冷たい風が吹き抜けて行くだけでした。


「この空を飛べたら」 加藤登紀子・中島みゆき