ねこむすめ道草日記 10 (リュウコミックス)/徳間書店

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とある田舎の街には、今でもたくさんの妖怪たちが姿を変えたり、自然のそこここに存在しています。
そんな妖怪たちの日常を描いたのがいけさんの「ねこむすめ道草日記」です^^

人と妖怪との接点だったり、妖怪たちの日常だったり、ほのぼの系の内容のこの作品。
妖怪などと関わった癒し系の作品は数あれど、10巻まで続くっていうのは意外と少ないんじゃないでしょうか?
なぜここまでこの作品が続くのか?
多分それは話がエスカレートしてバトルものにいつの間にか変わってしまうというようなこともなく、描いている姿勢が一貫して変わっていないというところにこの作品の稀有さを感じます。
どうしてもストーリーにメリハリをつけたくて、悪い妖怪などがでてきてバトルものになってしまったり、人と妖怪とのふれあいを描き続けてネタ切れしてしまったりと作品の内容が変質してしまうのにはそれなりの理由があるとは思うのですが、この作品に限ってはその心配は無用か思います。

まさにタイトル通り「道草日記」に違わぬ日常癒し系。
まぁ妖怪の日常ですから本来の日常系とは一線を画すのかもしれませんが、時たまその日常気分を味わいたくて頁を開きたくなる。。。そんな作品なんです^^