ほしにねがいを (アフタヌーンKC)/講談社

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父が刺殺され、母が病気で亡くなって、双子の兄妹は祖父の家に預けられることになる。
祖父は。。。不思議なことを生業としていた。
それは星を人にするということ。。。

ちょっと突飛なシチュエーションとどこか不思議で謎めいた設定でありながら、絵柄のせいだろうかほのぼの感の漂う作品になっています、中川貴賀さんの「ほしにねがいを」です^^

星が人になるとはどういうことなのか?
傷ついてしまった双子の兄妹の心は救われるのか?
星に願いをかなえてもらうとはどういうことなのか?
など、頭の中にはてなマークを残しながら、読んでいく作品だと思います。

結局最期までその納得のいくような説明はなく、何となく雰囲気に流されていく感はぬぐえないのですが、どこか憎めない人たちの営みを描くことで、両親の死から始まるこの物語りも、どこか心癒される感じに治まっていきます^^

まだ2度ほどしか読み直してはいませんが、何度も繰り返し読むと、もっと描かれている世界のディテールにまで目が届くのかも知れません。
それを期待してしまう作品です^^