海月と私(1) (アフタヌーンKC)/講談社

¥620
Amazon.co.jp

タイトルだけを見ると、小学生の作文のタイトルのような、それでいて文学作品の短編のような雰囲気を醸し出しているこのマンガ。。。
前作「路地恋花」とはまたちょっとひと味ちがう雰囲気の麻生みことさんの新作「海月と私」の1巻です^^

あと半年もしたら閉めようと思っていた少し辺鄙な環境の小さな料理旅館。
とりあえず一時の人手欲しさに住み込み可の中居さんの募集をかけたところ、やってきたのは何とも場違いな雰囲気の若き見目麗しき女性。
冴えない独り者の旅館の旦那は最初断るが、彼女の雰囲気にいつの間にか飲まれて、彼女の手のひらの上で転がされているように結果採用してしまうことに。。。
そして旦那さんと彼女の旅館経営の日が始まるのです。

閉めかけた旅館にふとやってきた不似合いな女性と、それに振り回される旦那さんの何とも歯がゆいような、恋がはじまりそうな雰囲気を持ちながら、そこはそれ旦那さんと中居さんの一線はちゃんと引いてあったりするのは、旦那さんが決してもう若い呼べる年齢ではないからでしょうか?(^^;
それでもその中居さんのちょっと小悪魔っぽい雰囲気と、素性のしれなさがミステリアスでもあり、それにいつか惹かれている旦那さんも面白いです。

まぁ、今のような話を横軸にして、いろいろなお客様のちょっといいエピソードで、このマンガは綴られていきます^^
恋の話であるようで、旅館のお客さんの人生を垣間見るような話であるような、そのへんが絶妙なバランスが取れていますね^^
この先どのように話が展開していくのか、とても楽しみです^^
素敵なマンガに出会えました♪