「コペルニクスの呼吸」

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サーカスを舞台に、様々な人の生きる意味、生き方、挫折、欲望、ドロドロした人間関係などを描いているのが中村明日美子さんの「コペルニクスの呼吸」です^^
BL耐性がないと少しきついかも知れないこのマンガ、まさに愛欲の交差する影の人間模様を描いています。
過去にとらわれて、現在を捨てるかのように生きている道化師が、人から人の手に移っていく様を淡々と、そしてドロドロと描いているので、嫌悪感を感じる人も少なからずいらっしゃるかも。。。

私も読みながら正直あまり好感を持てなかったのですが、最後まで読み切ってみるとそこには汚れたものを削ぎ落とした純粋なものが残っていたといった感じの終わり方でした。
絵柄なども人を選ぶ作品ではありますが、この独特な世界観を一度味わうと抜け出せなくなりそうな怖い気もします（＾＾；