ましろのおと(7) (講談社コミックス月刊マガジン)/講談社

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以前読んでいて、時折途中で読まなくなってしまうマンガというものもある。
もちろん面白くないと思ったものもあるのだけれど、そうじゃなくて発刊のペースが遅かったり、話の展開のペースが遅かったりすると、ついつい新刊が発売されても買いそびれてしまうのだ。
もちろん毎月購入予定のマンガは月初にチェックしてはいるんですけどね。
この羅川真里茂さんの「ましろのおと」もそういうマンガの一つです。

ある程度まとまったから読んでみると、その面白さに改めて気づいたりできるものですね^^
内容はといえば簡単に言ってしまえば津軽三味線の話。
ある天才的な津軽三味線の腕前を持つ少年の成長物語です^^

現在は高校の部活の中で成長していく主人公の姿をとらえ、部活物になるがゆえのコンテストなどによる「勝負」にこだわる点が少し際立ち過ぎてきているのがちょっと残念。
ライバルに追いついて追い越していくといったスポコン的なストーリー展開は津軽三味線というマイナーなものをもってしても、王道パターンにはまりかけているような気がします。

津軽三味線などの世界では、コンテスト優劣すべてではないのですが、そのあたりの「勝った、負けた」という人と同じになっています。

ある意味津軽三味線などは芸術の一端をになっているもので、ものの優劣を決めるのは「勝った、負けた」のものではなく、もっと上手に描けないものだろうか?とも考えたりします。

なにはともれ決して面白くないわけではなく、単なる部活による成長や、目指せ大学受験っていう気分でもありませんしね。
もうすぐ最新刊が出るので、だまため羅川さんが今後ひと味違ったの展開をきたいものです^^