「ファンタジー」

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人の心を読むという特殊能力を持ったが故に、事件の解決などに借り出される毎日の14歳の少女・るみ。
他の特殊能力を持つものと、隔離されるように生活する毎日の中で、事件解決に助力する定年間近の警官・ジンさんと心を通わせる。
そんな14歳の少女と59歳の初老の男のラブストーリーが御徒町鳩さんの「ファンタジー」です^^

るみは特殊能力を持っているが故に、その心を容易く誰かと交わすことができない。
そんな心にやさしく触れたのがジンさんということで、年の差を越えるわけですが、設定が設定だけに周囲もそれほどその関係に反対と言うわけでもありません。
どちらかといえばジンさんの葛藤と、るみの真っ直ぐな想いの交差を見守る物語だと思います。
それと同時に、るみの親友である、やはり特殊能力を持つ女の子の話も同時進行していきます。
こちらは年相応の恋愛の話（特殊能力等の話はあるけれど）かなぁと思います。

意外と精神的な恋愛の話で展開するのかと思いつつ、ページをめくっていくと結構直接的なエッチな描写があったりしてびっくりでした（＾＾；
まぁ、個人的にはそれほど気になるものでもありませんでしたが。。。

意外と読みやすく、最後はほっとさせられるとともに、ちょっと都市の差カップルのその後を心配してしまうのは余計なお世話でしょうか（＾＾；