九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)/エンターブレイン

¥693
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前作「竜の学校は山の上」でその世界観にすっかりはまってしまい、次回作を待ちに待っていた九井諒子さんの新刊が発売になりました。
九井諒子作品集「竜のかわいい七つの子」です^^

短編が7作収録されている一冊ですが、素晴らしい一冊だと思います!
個人的には大満足です^^
それぞれのお話の世界は、竜の存在する戦場や、当たり前のように人魚のいる世界などなどファンタジー的な要素がたっぷりで、それでいてうそ臭さを感じさせない丁寧な描写で読むものをひきつけます。
もちろんストーリーもそれぞれ素晴らしく、笑いあり、涙あり、切なさあり、愛しさありと読み手を飽きさせません^^

絵柄も前作よりもずっと安定感を増し、かなり上手でなおかつメリハリが利いた絵柄は個人的にとても気に入っています^^
ストーリーの完成度も、前作より更に完成度を増していて、どの作品もまた読後感が良いのが私好みです^^

作者さんの長編ストーリーマンガも是非読んでみたいとところではありますが、逆にこれだけ短編の完成度が高いものが描けるのであれば、この路線を捨ててしまうのも惜しいとさえ思います><

とにもかくにもこの一冊を読み終えて、今すぐにでも次回作にも期待してしまっている私がいるのです^^