罪と罰 (Wings comics)/新書館

¥546
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タイトルだけだとドストエフスキーの「罪と罰」をすぐに思い浮かべてしまいますが、この作品はまったくの別物です(^^;
内容からすれば確かに「罪と罰」でも悪くはないのかも知れませんが、なかなかこのタイトルから作品の印象は想像つかないのが惜しいところですね。

鈴木有布子さんの「罪と罰」(つみとばち)です^^

とある旧家が借金でピンチ。
この旧家がそういうピンチに追い込まれたのは、屋敷の一室に200年前にざしきわらしが姿を隠して籠もってしまったからだという。
次男の太郎はこのピンチに助けてもらおうと、その開かずの部屋の扉を開けてしまう!

。。。という展開で始まるざしきわらし同居ハートフルストーリー、全3巻です^^

いやぁ。。。個人的にとても好きなお話です^^
まずざしきわらしである神様がごくごく普通に家に同居しているという設定。
基本的に人の悪意が描かれていない世界(傷ついたりする人がいないということ)。
歴史を感じさせる設定。
そして物語の締め方も素晴らしい。
余韻を残しつつ、満足いくストーリーです^^
おまけの書き下ろし短編の出来も秀逸です^^

もっともっと他の作品も読んでみたい。。。そう思わせてくれます!^^