ボアザン (シリウスコミックス)/高遠 るい
¥630
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おでこな魔女っ子、ボアザンが狂言回しの役回りをする歴史ファンタジー、それが高遠るい先生の「ボアザン」です。
歴史の片隅に登場し、時代の奔流に巻き込まれる登場人物を影に日向に見守るのが魔女のボアザン。
ここではボアザンの登場する作品3つと他の短編2作が収録されています。

もちろん歴史ファンタジーですから、いろいろと突っ込めるところもあるのですが、面白く読ませる作品が揃っていると思います。
ちなみに「ボアザン」で描かれている歴史上の人物はルイ14世の愛妾フランソワーズ、ロシアの怪僧ラスプーチンとフェリックス・ユスポフ公爵、天下の剣豪・宮本武蔵など。
マイナーな人物、有名な人物と取り揃えています。
基本的にボアザンは狂言回しの役どころなのですが、宮本武蔵編の場合だけちょっと違った感じになっています。
人によっては好みが分かれるところでしょうね。

残り2作品もなかなか面白く読めました^^
絵柄もとても見やすく、センスを感じさせると私は思いました。
私好みの絵柄です。
ただ、エロ描写が結構あって、その辺がまず女性には不向きかも知れません。
私もこの作品にここまでのエロ描写が必要だったかなぁ?と思いました。
エロなしでも作品の完成度は低くならないだろうに。。。と思った次第です。

ただ、内容的にはとても私好みです。
できることなら「ボアザン」シリーズをもっと続けて欲しいなぁと思います。