きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File1) (講談社漫画文庫)/郷田 マモラ
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「きらきらひかる」と聞くと、深津絵里主演のテレビドラマと、薬師丸ひろ子主演の映画を思い浮かべる方が多いかと思います。
このマンガはテレビドラマ「きらきらひかる」の原作になった方。
郷田マモラ先生による作品になります。

ドラマの原作だと思って読むと、随分と印象が違ってショックを受ける方も多いかと思います。
ドラマは深津絵里、鈴木京香、松雪泰子、小林聡美、柳葉敏郎などの出演で随分とおしゃれな感じのドラマに仕上がっていましたからね~。
原作のこのマンガはそれとは全然違う!
舞台は大阪、出てくる登場人物はクセのあるオトン、オカンが多く、死体の解剖やグロい表現の多々あるマンガなのです。

内容は新人の女性監察医・天野ひかるがいろいろな死体を検案してその死因を追求していくという物語です。
謎解き的な要素も多いのですが、そこから垣間見えてくる死んでしまった人の人生や死に至った経緯など、深く切ない物語が多いです。
もちろん舞台が大阪ですから、コテコテの大阪ノリの中で話は進んでいくわけですけど。。。

個人的にはとてもおすすめのマンガのひとつです。
ただひとつ問題があるとすれば、その独特な絵柄でしょうか。
ただ読み進めていくうちに、その独特な絵柄がこのマンガにはぴったりだと思えてくるから不思議です^^