カルト的人気はいまだに健在!
諸星大二郎先生のデビュー作品です。
当時、この作品を読んだ時の衝撃度はハンパじゃなかったです。

日本の古代に対するロマン。
伝説への憧憬。
話の展開の妙。
作品の完成度。
ラストの衝撃。
どれをとっても一流の輝きを今も失っていないと思います。

少年・武の辿る数奇な運命とヤマトタケル伝説。
それを巡る策謀と歴史を遡るような神話の中の人々とのかかわりなどなど。
もちろん専門的に言えば突っ込みどころもあるのでしょうが、子供の私にとってはものすごいショックでした。

今もこの作品を読むとドキドキするのは、子供の頃のドキドキが蘇ってくるせいかも知れません。
今でも十分に楽しめる作品だと思います!

暗黒神話 (集英社文庫―コミック版)/諸星 大二郎
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