ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)/幸村 誠
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「プラネテス」でブレイクした幸村誠先生のヴァイキングを描いたマンガ。

もうこちらの作品の方が長編になっているので、こちらの方が代表作でもあるかも知れません。



時は11世紀初頭。

少年トルフィンはヨーロッパの地で襲撃・略奪を繰り返すアシェラッド率いるヴァイキングの中にいた。

2本の短剣を使い腕のたつトルフィンはある襲撃で功績をあげ、その褒美としてアシェラッドとの1対1の対決を求める。

その原因はトルフィンの幼少の出来事に遡る。。。



そんな感じではじまるのがこの物語。

ヨーロッパで猛威を奮ったヴァイキングの戦記のような作品です。

その中で歴史の波に翻弄される少年トルフィン。

歴史的な史実をもとに、フィクションを加えて一人の少年の生き様を描いています。



主に戦いが描かれているので、かなりエグイ表現もありますし、政治的な策謀なども描かれます。

その中でトルフィンは奴隷に身をやつしたりしながら成長していくことになるのです。



何ともハードな内容のマンガではあります。

雰囲気的には「ヒストリエ」とも似た感じはするのですが、こちらの方が戦いをメインに描いている分だけハードな仕上がりになっています。

ただ、現在はちょっと落ち着いた展開になっており、これからトルフィンの人生がどう変わっていくのかが楽しみでもあります。



フィクションではありますが、歴史大河ロマンといって良い作品かと思います。

まだまだ完結していないので今からでも十分に追いつけると思います!