懐かしの名作「MONSTER」です。

作者は浦沢直樹先生。

「MASTERキートン」の大ファンだった私は発売当初から飛びついたものです。


天才外科医Dr.テンマがある日病院に運び込まれてきた頭を撃たれた子供の緊急手術を手がけます。

しかしそれは院長の命令に逆らっての施術。

テンマの順調だった日々が転落の日々に変わります。


しかしある日院長とその一派の外科部長などが何ものかに毒殺をされます。

そしてその日同時に入院していた頭を撃たれた子供とその双子の妹が院内から姿を消します。

これが物語のプロローグでした。。。


最初の方は本当に面白い!

スピーディーな展開、謎が謎を呼ぶし、ハラハラドキドキのサスペンスも冴えまくっています。

モンスターを追う天才外科。

その身に迫る追っ手。

モンスターによる緻密であり残虐な犯行などなど。。。


ところが途中からなんか焦点がボケてしまうのです。。。

個人的な感覚かも知れませんが。

私の理解力不足なのでしょうけど、どうも最後に至るまでの展開が釈然としないままなんですよね。

一応自分なりには消化しようとしたのですが、なんか消化しきれていないものがある気がして。。。

本来なら全部消化しきって、この作品の骨の髄まで楽しみたい!って気分なのですが。。。


気が向いたので、また1巻から読み直してみようと思います。

もう何度も読んだのだけれど、新しい発見があると嬉しいなぁ。