言わずと知れた御大大友克洋先生の作品です。
大友先生といえば何と言っても「AKIRA」ですが、やっぱり完成度、衝撃度、その他諸々をとってもこの作品が一番だと思います。
コミックス1冊に収まる丁度いい長さもいいですね♪
大型団地で謎の20人を超える変死事件が続いている。
捜査を進める刑事たち。
そんな中、団地内を見回り中の警官が団地屋上からの転落死をし、拳銃が行方不明になる。
そして捜査責任者までもがその団地で転落死を迎える。
そして団地に一人の少女が引っ越してくる。
そのことで事態は大きく変化を辿ることになる。。。
そんなふうにミステリアスな展開ではじまるこの作品。
描き込みの細かさ、構図の斬新さ、もう一気に読み上げてしまいますね。
人がたくさん死んでしまうこの作品。
元来私は人が無闇に死んでいく作品というのは肌があわないのですが、この作品はあまりにも完成度が高すぎて、そういう感じさえ与える暇がありません。
もちろん悲しくて理不尽な気持ちは残りますが。。。
何度もアニメ化の噂が出ては消え、映画化の権利をハリウッドが買ったものの作られぬまま。
確かに色んな意味で満足いく映像化は難しそうです。
でもマンガの中で十分にアニメ以上、映画以上の興奮を味わえること請け合いです!