誉田哲也 - 増山超能力師事務所 | ジャスの趣味部屋

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深夜のドラマで、
ココリコの田中が本作の主演をやってて、
妙にかっこよくて気になっていた。
本屋さんで文庫本を見つけ、
一瞬悩んだんですが、
作者の名前を見て買うことを決断しました。


超能力が実在し、
仕事でそれを行使する人がいる以外は、
現実と変わらない世界。



超能力に関する設定が細かい。

例えば、物質の残留思念を読む、
サイコメトリーの能力。
物質によって、
「液体媒介感受」「有機物媒介感受」
「金属媒介感受」などに分かれており、
それぞれ難易度が違う。

例えば、超能力師協会。
超能力を一般に周知させるため、
超能力の試験を実施し、
一級または二級の認定を行っている。
その試験の項目だったり、
罰則規定だったりが、
詳しく決められている。

例えば、「超能力師」という言葉。
「超能力士」だと、
最後が「力士」になってしまうから、
「力師」になった。
なんてトリビアなんかもあったりする。

読み進めていくと、
細かく設定が決められている事がわかり、
この世界に引き込まれていきます。


ストーリーの軸は探偵もの。
様々な依頼を解決していく。
そこに超能力が加わる事により、
依頼者達の内面が浮き彫りになる。
更に超能力師自身の過去のエピソード。
ほぼ虐められたりの悲しいエピソードなのだが、
それが加わり、
ドラマ性が高まっている。


キャラクターもいいね。
特に増山と明美がお気に入り。
増山は謎が多くてかっこいい♪
明美は過去のエピソードが好き♪
超能力の潜在能力も高そうで、
今後どうなるのか、
一番気になります。


以上!
非常に面白い作品でした。

自分的には、
ストロベリーナイトを超えたかな!
続編が現在連載中のようで、
発売が待ち遠しいです。
文庫になるまで待てないのと思うので、
発売に気がつけば新書で買うと思います。