設定6は存在するのか | 数字で考えるパチスロ理論

数字で考えるパチスロ理論

パチスロを可能な限り理論的に分解して考えていきます。よくある勝てる立ち回りではなく、確率や噂などを理論的に検証していきます。打ち手の希望的推測ではなく店側の立場から逆算して考えていきます。

当サイトを作った際に記載した記事ですが、時間が経ったため再度載せます。
これは私が最も伝えたい事の一つでもありますので。2013年バージョンにしてみます。

パチスロの専門番組などを見ていると、ライターが「この挙動は6」とか「6っぽかったけど負けた」など頻繁に口にしています。スロ系の掲示板をみても「設定6っぽい台を終日打ちましたが・・・」など書いてある人が多数存在します。

誰しも思うことですが、「設定6」というものはホールに存在するのでしょうか?

私はサミータウンに登録している廃人ですが、そこで設定6の台を打つ限り、設定6だからあからさまに演出が豪華!とかそういった印象は薄いです。まぁ常識的に考えて、ぱっと見設定6と看破できるような作りをメーカーがする訳もないですね。

では「設定6」をおさらいしまていきましょう。未だ現役「北斗の拳」で見ていきましょう。

数字で考えるパチスロ理論-設定

こうなっています。無論等価での話しです。

こうやって機械割の話になると、必ず
「この通りにならない」「設定1を終日打ってマイナス1万5千円で済むわけないじゃん!」などと言い出す輩が現れます。

当たり前ですが設定1だから全敗するということはありません。勝てる人もいます。フリーズ引いたり、継続がうまくいったりして20万くらい勝ってしまう人もいるでしょう。

この期待収支というのはそれらを全部ひっくるめて平均をとった場合マイナス1万5千円くらいに落ち着くよというもので、全員がマイナス1万5千円になるわけじゃないんです。「俺は設定1を一日打って10万負けましたけど?」なんていうのはその一例に過ぎません。

統計によると30歳男性の平均貯蓄額が520万だそうです。
30歳付近のみなさんは全員520万貯蓄ありますか?と、いうことです。
「俺は貯金0だから平均貯蓄520万は嘘!」といっても何も説得力はないでしょう?

それでもメーカー発表があてにならない!という人も多く居ますが、だったらパチスロをやめるべきしょうな。個人的には日本の人口が本当に1億2千万なのか?とか世の中の全ての情報にいちいち真偽を問うていく程、人生は長くはないと思いますが。


経験が全て? 大数の法則とパチ・スロ

こちらで詳しく記載しています。

話を戻しますと、店側からみるとこの収支が逆転しますね。
設定1で+15560円、設定2で+7560円儲かることになります。設定3以降は店は損をするだけなんですね。さらに実際はここから家賃、人件費、台購入など様々な経費を払っていかなくてはならないのです。

設定について考える①

設定について考える②

長くなるので割愛しますが、上記記事で詳細を書いています。

当時主流だった「鬼武者」を使って試算しています、機械割が多少違いますが現在と大差はありません。当サイトが出した結論は、

店が利益を出さないでいい良心的設定で平均「設定2」

ある程度利益を見込んだ場合は平均「設定1.5以下」


です。店としても1人だけが大勝して、後は全員負けみたいな状況を好ましく思う訳ないのですから、平均設定1.5程度で設定を入れていく中に6をわざわざ使うとは到底思えませんよね?

これらの事から、当サイトでは

設定6はホールにはほぼ存在しないという結論を出しています。

昨日は稼ぎすぎてしまったから、今日は設定6で還元してあげよう?
ビジネスはそんな甘っちょろいもんじゃないですよ。絞れるうちに搾り取っておく。こんなものは、あたりまえ体操です。iPhoneはずっと定価販売ですね。定価でバンバン売れている商品をわざわざ値引き販売する様な事はしないのです。

高設定をいれるにしても、客が飛ぶのが怖いので泣く泣く入れているのです。

ライターが来店する場合は店にとっても宣伝になるでしょうから、イベント的に設定6を入れている可能性はあるでしょうけどね。それにしても島全体が高設定などという事は経営という観点からみた場合に絶対にありえません。