こんばんは、すろっとりです。元気です。
 
 
 
さて、先週行われた、舞台「Stray Sheep Pardise」を観劇してきたので感想とか書きます。
土日の3公演を見てきました。
 
・作品全体の感想
「心の大切さ」というテーマと、「心のすれ違い」というドラマを、SSPの独特な世界観がうまく繋いでいるなぁと思う。
ただ、その構造がわかるまでは理解しようとする方向に意識が向くし、女の子同士のエピソードも独特な世界観を取り除けばよくある展開なので、初見のときはあまり入り込めなくてモヤッとした。
色々なタイプの女の子が登場して、根はみんな良い子でそれぞれに物語があるから、誰かしら好きなキャラができる感じが良いね。
 
 
・ネタバレというか僕の解釈
「リゼッタは嘘をつく才能を持っている」というのが嘘かなあと。
 
そもそもリゼッタ自身が嘘をついて人を騙して利を得てるのって自分でエプロン作ったという嘘くらいのもので、客席で見てる分には嘘つきでもなんでもないんだよね。
 
それに、結局は自分の気持ち(昔ヒジリと一緒にいて幸せだったという気持ち)に嘘をついていたことに気づいて、大好きなヒジリと共に歩む道を選んだわけで。
ラストのヒジリへの「大嫌い」のセリフなんか、ヒジリが大好きな気持ちが溢れていて、嘘としてはドへたくそなのよね。
一方で、嘘をつき通すという才能試験の課題は表面的にはクリアしているのでセブンス・パスクゥム自体には認められていたのかもしれないが、自分の気持ちに嘘をつくことができなくなったので「自主退学」ということなのかな、と思う。(実際には羊飼いがブチ切れてリゼッタを退学させたのを、ルクルが才能を使ってカバーしてる、とかかもしれないけど。)
 
ヒジリの最後のセリフも、たまらないですね。
 
・リゼッタの真の才能
そもそも才能なんて言葉に振り回されてたらあかんよ、という話ではあるのだけど。
 
リゼッタの才能は、人が持っている「心(=ホンモノ)」を取り戻す、という心を殺す才能試験への対抗能力ってとこですかね。
 
才能試験に惑わされて、自分の心に嘘をついている人を救うのに、嘘つきの才能を使うって、なかなかウィットきいてるなぁと思う。
 
・好きなキャラ
リゼッタ。人間味に溢れてて、なんていうかすごく危なっかしい生き方なのよね。
「リゼッタ劇場、開幕よ(どや」とか言う子ですよ??
めっちゃかわいい。
てか大概の男はリゼッタみたいな女の子は好きでしょ(偏見)。
 
推しというか、生き方として憧れるのはルクル。リゼッタを導く動きができる子なので。
でもリゼッタにはヒジリがいるんだよな…つらたん。
最後に掃除しながら噂話をきいているときのルクルの表情が絶妙ね。
 
・お芝居
WUGちゃん絡みで舞台をいくつか見たことはあったけど、何気に恋愛もの(本作をそう呼んでいいのかはさておき)は全然見たことがなかったのよね。
好き、という気持ちの表現がみんな素敵だった。
 
・他
初観劇のときの羊飼いの印象がWUG舞台の早坂すぎた。
 
 
とりあえずこんなとこで。
(あと木曜日はたぶん更新しません)
 
 
それでは。