久しぶりに皮膚科医として。

モーラス、モーラステープという湿布があります。
久光製薬、躍進の原動力です。

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患者さんにはとても評判の良い湿布薬ですが、皮膚科医にとってはおそらく、発売禁止になったほうがいいのでは?と思っている方も(たぶん)多いと思います。

それは、かなりの確率で(と思っています)光接触皮膚炎を生じるからです。

袋に書いてある注意書きにも、この湿布を貼った部位には、はがした後、少なくとも4週間は紫外線にあてない(注意してですが)ように書いてあります。

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普通に考えて、湿布を貼ったところに4週間紫外線をあてないようにということは、夏は、手首やふくらはぎなど、基本的には貼ってはいけないということですよね。
そんな回りくどい言い方より、「露出部位には貼らないように」の方がいいと思うのですが。

でも、湿布だから、おばあちゃんが病院からもらってきたものを、孫が勝手に張ったりするわけですよ。

湿布かぶれ、特にモーラスの光接触皮膚炎は簡単に診断ができます。
何といっても、四角くかぶれているのですから...

slosofのブログ-光接触皮膚炎1
slosofのブログ-光接触皮膚炎2


この、「4週間」というのは曲者で、貼った本人が覚えていないことがあるのです。

先日、これは間違いなくモーラスのかぶれだという患者さんが受診しまして、しつこく、患者さんによっては怒りだすくらいしつこく聞いたのですが、湿布は貼っていないといいます。

今日再診して、あまり良くなっていないので、遮光しているか聞いたところ、していないとのことで、再びしつこく「ここ1か月以内に、湿布貼ってませんか?これは絶対湿布かぶれです!!」と聞いたたところ、そういえば、1か月前位に、草むしりで、手首が痛くなって、湿布を貼ったとのことでした。やっと本人から、湿布を貼ったことを聞けました。
湿布の種類は効かなかったのですが、まあ、こういう状況では間違いなくモーラスです。

訴訟が起こらないのが不思議です。