熱傷は、ちょっとした不注意からの軽症から、命にかかわる重症までありますが、命にかかわらないもの(救命救急でないもの=私が診るもの)に関して、思いつくままに書いてみます。
熱傷の重症度は深さ×面積(+受傷部位、受傷転機、年齢、基礎疾患の有無、など)ですが、深さは温度×接触時間で決まります。
だから、フライパンなど熱いものに触った時などは、瞬時に離すので、浅いやけどになります。
北海道で代表的なのは「ストーブの煙突に触れてしまった」というものです。7月でも、こういう患者さんが来るのでびっくりしますが、考えてみると自宅でもストーブを焚いていたりしますので納得です。
熱湯がかかった場合でも、お湯の温度に加え、素肌に(例えばお湯を手に)直接かけた時よりは、服の上からお湯がかかったほうが、接触時間が長くなるので深くなる傾向があります。
その反対が、低温熱傷で、これは温度は低いのですが、接触時間が長いため深くなります。
範囲が小さければいい(といってもよくはない)のですが、手掌大(てのひらのおおきさ)くらいになると手術(植皮)が必要になる場合もあります。
低温熱傷の原因として今でも一番多く、また、残念ながら(院内では湯たんぽは使うなと言っているのですが)院内でも発生するのが「湯たんぽ」によるものです。
湯たんぽは、本当に注意してください。特に糖尿病のある方は、湯たんぽは使わないほうがいいと思います。
その次に多いのが、酔っぱらって、温風ストーブの前に足を投げ出し、寝てしまったというもの。
その他、先日来た方は、布団乾燥機をつけたまま布団の中で寝てしまったというもの。
文献で見たのでは、あたたかい便座(暖房便座)のうえに1時間以上も座っていた老人施設の入所者の方のおしりが馬蹄形にやけどになったというのもありました。
高温の熱傷で多いのは、幼児で、机の上に置いてあるコーヒーやみそ汁を背伸びして取ろうとして、ぶちまけてしまった、というものが気になります。子供のやけどは、けっこう何度も繰り返して受診する方がいるので、家族が注意をしなければなりません。
小学生くらいになると、揚げ物をしていて、油に火が付き、消そうとして水をかけて.....
というのもあります。
てんぷら油に火がついたときは、常温の油を継ぎ足すか、冷蔵庫のマヨネーズをそのまま入れるといいと聞いたことがあります。
中学生くらいになると、地面に置いてやる花火を、手に持ってやったとか。
もう、10年以上前なので書きますが、夫婦喧嘩をして、てんぷら油を、妻に顔面にかけられたという患者さんも見ました。とっさに横をむいたのか、鼓膜も溶けていました。
カップラーメンも、カップヌードル型の縦長の容器のほうより、どんべえみたいなどんぶり型のほうが、倒れずらく熱傷の割合が低い、という話を昔聞いたことがあるような気がしますが、どうなのでしょう?
最後に自分の大学時代の話。
花見でジンギスカンをやっていて、(北海道の人ならわかるでしょうが)安い使い捨てのジンギスカン鍋のまわりの凹みにたまった汁を捨てようと思い、鍋つかみがないので、ティッシュで鍋の取っ手を持ったら、ティッシュに火が付き、すぐ手を離すと鍋がひっくり返ってしまうので、地面に置いてから手を離した(接触時間が長かった)。
大学に入学して、はじめての自炊。フライパンを左手から右手に持ち替えようとして、フライパンの根元をつかんでしまった。
などなど、やけどの原因を書きだすと、いくらでもあるので、この辺で。
あ、あと、自動車好きの方。ラジエターのふたを開けるのも注意してくださいね。
ちょっとした不注意で、大変なことになりかねないので、みなさん是非ご注意くださいm(u_u)m
熱傷の重症度は深さ×面積(+受傷部位、受傷転機、年齢、基礎疾患の有無、など)ですが、深さは温度×接触時間で決まります。
だから、フライパンなど熱いものに触った時などは、瞬時に離すので、浅いやけどになります。
北海道で代表的なのは「ストーブの煙突に触れてしまった」というものです。7月でも、こういう患者さんが来るのでびっくりしますが、考えてみると自宅でもストーブを焚いていたりしますので納得です。
熱湯がかかった場合でも、お湯の温度に加え、素肌に(例えばお湯を手に)直接かけた時よりは、服の上からお湯がかかったほうが、接触時間が長くなるので深くなる傾向があります。
その反対が、低温熱傷で、これは温度は低いのですが、接触時間が長いため深くなります。
範囲が小さければいい(といってもよくはない)のですが、手掌大(てのひらのおおきさ)くらいになると手術(植皮)が必要になる場合もあります。
低温熱傷の原因として今でも一番多く、また、残念ながら(院内では湯たんぽは使うなと言っているのですが)院内でも発生するのが「湯たんぽ」によるものです。
湯たんぽは、本当に注意してください。特に糖尿病のある方は、湯たんぽは使わないほうがいいと思います。
その次に多いのが、酔っぱらって、温風ストーブの前に足を投げ出し、寝てしまったというもの。
その他、先日来た方は、布団乾燥機をつけたまま布団の中で寝てしまったというもの。
文献で見たのでは、あたたかい便座(暖房便座)のうえに1時間以上も座っていた老人施設の入所者の方のおしりが馬蹄形にやけどになったというのもありました。
高温の熱傷で多いのは、幼児で、机の上に置いてあるコーヒーやみそ汁を背伸びして取ろうとして、ぶちまけてしまった、というものが気になります。子供のやけどは、けっこう何度も繰り返して受診する方がいるので、家族が注意をしなければなりません。
小学生くらいになると、揚げ物をしていて、油に火が付き、消そうとして水をかけて.....
というのもあります。
てんぷら油に火がついたときは、常温の油を継ぎ足すか、冷蔵庫のマヨネーズをそのまま入れるといいと聞いたことがあります。
中学生くらいになると、地面に置いてやる花火を、手に持ってやったとか。
もう、10年以上前なので書きますが、夫婦喧嘩をして、てんぷら油を、妻に顔面にかけられたという患者さんも見ました。とっさに横をむいたのか、鼓膜も溶けていました。
カップラーメンも、カップヌードル型の縦長の容器のほうより、どんべえみたいなどんぶり型のほうが、倒れずらく熱傷の割合が低い、という話を昔聞いたことがあるような気がしますが、どうなのでしょう?
最後に自分の大学時代の話。
花見でジンギスカンをやっていて、(北海道の人ならわかるでしょうが)安い使い捨てのジンギスカン鍋のまわりの凹みにたまった汁を捨てようと思い、鍋つかみがないので、ティッシュで鍋の取っ手を持ったら、ティッシュに火が付き、すぐ手を離すと鍋がひっくり返ってしまうので、地面に置いてから手を離した(接触時間が長かった)。
大学に入学して、はじめての自炊。フライパンを左手から右手に持ち替えようとして、フライパンの根元をつかんでしまった。
などなど、やけどの原因を書きだすと、いくらでもあるので、この辺で。
あ、あと、自動車好きの方。ラジエターのふたを開けるのも注意してくださいね。
ちょっとした不注意で、大変なことになりかねないので、みなさん是非ご注意くださいm(u_u)m