皆さん(皮膚科医も含め)オロナインH軟膏の、唯一の主成分は何かご存じですか?
答えは、「グルコン酸クロルヘキシジン液」です。Hは決してヒドロコルチゾンではなく、「ヘキシジン」のHなのです。そうです。単なる消毒剤です。皮膚科医でもHが付いているのでヒドロコルチゾンが入っていると思っていたと言う先生も多かったのではないでしょうか。

湿疹や痒みにとりあえずオロナインを塗ってきたという患者さんはとても多いです。

まあ、局所麻酔薬入りのマキロンや水虫薬みたいに、かぶれてこないのがすくいですが、効くはずがありませんよね。かえって悪化させるでしょう。

効果・効能は「にきび・吹出物・はたけ・やけど(かるいもの)・にきび・しもやけ・あかぎれ・きず・水虫(じゅくじゅくしていないもの)たむし・いんきん・しらくも」です。注意には、1,次の部位には使用しないでください。(1)湿疹(ただれ、かぶれ)(2)化粧下(3)虫さされ、2,3,4,省略
と書かれています。

しかししかし、オロナインH軟膏のタイトルは皮ふ疾患・外傷治療薬なのです。

現代では皮膚疾患と言えば多くは湿疹でしょう、しかし、単なる消毒液を、皮ふ疾患治療薬と称し、注意書きに、湿疹(ただれ・かぶれ)には使用しないでくださいというのは、時代錯誤ですね。

効果・効能に数々の水虫が入っているのも、やはり時代遅れだと思います。

大企業で、それなりの売り上げがあると、なかなか変更はできないのでしょうね。

タイトルの、皮ふ疾患を抜いて、外傷治療薬として販売するか、使用感もにおいもいいので、基剤から主成分を抜いて、ハンドクリームとして売り出しても、売れると思いますけどね。