ルービックマジックは、ルービックキューブでおなじみのルービック博士考案のパズルです。
現在はツイスティキューボという名でも売られているようです。
赤と黄色の配色のものも一時期販売されていたようです。
8枚のパネルが繋がっていますが、2枚が共有する辺が繫がったり離れたりしていていろんな形になります。
こいつの応用ですね。
さて色んな問題が載っているのですが、その中でまず気になるのはこいつ
花
画像だと角度がよくわからなくてこれで合ってるの?ってなるんですよね。
ちょっと考察してみましょう。
ルービックマジックの仕組みですが、
辺Aを共有している2枚のパネルは、Aで折りたたむとAが外れて辺Bまたは辺Cを共有します。
初期状態はこれですから、どのパネルも常に他の2枚と繋がっています。
8枚がループ状につながっていることもわかります。
では「花」ではどれとどれが繫がっているでしょう。
①の繋がりですが、一つは②でよさそうです。さて、もう一つですよね、これは④しかなさそうですね。②と③は90度には見えない。
同じように⑧は⑤と⑦につながっているようです。
じゃあ②と④、⑤と⑦が90度になっているんですかね。
そんなふうに考えていくと、③→⑥→⑤→⑧→⑦→②→①→④→③の順につながっているようです。
それなら、こうなるんですが合ってるんでしょうか。
あとこいつですね
「椅子とカーペット」
☆のところにパネルがあるように見えて、その形をずーーーっと考えていたんですが違うようですね。
正解はこれのようです。
☆の所にパネルがあるとすれば、多分できないんですよね。
出来ないなら出来ないで、その理由を説明できないか考えていたんですが、
途中までしかできませんでした。考えた事を書いておきます。
7枚のパネルが見えていますので1枚どこに隠れていることになります。
①につながる可能性のあるパネルが1枚しか見えていませんので、そいつが隠れているようです。
①の下辺を共有するしかありませんので、
(A)椅子の立方体部分の③の反対側
(B)②の下に重なっている
のどちらかになります。
ここで(A)のパターンはおこりません。
(A)のパターンだとすると、隠れているパネルを⑧とすると、ループを作るには①→②→③→④→⑤→⑥→⑦→⑧→①と繋がることになります。
2枚のつながり方は上で説明したとおりですから、初期状態で表裏を定めると、
隣り合う2枚は表同士、裏同士が同じ面になって繋がっていないといけません。
(A)のパターンをよく見てみましょう。
①の見えている面を表とすると②~⑦までの見えている面がすべて表になります。
そして⑧については、⑦と⑧の繋がりを考えると、立方体部分の外側が表になります。
このとき⑧と①の繋がりは表と裏でつながってしまいます。これは起こりえません。
つまり全体としてメビウスの帯になっているということですね。
ですので、(B)のパターンになると考えられます。
このとき、8枚の繋がりは
①→②→③→④→⑤→⑥→⑦→⑧→①もしくは①→②→⑦→⑥→⑤→④→③→⑧→①となっているはずです。
で、この時点でだいぶ繋がり方が厳しいと思うんですよね。
この形は実現できないっていう禁止図形が入っていると思うのですが、、、
それを指摘するまではいけませんでしたね、この先はどうすればいいでしょう。
わかりません。
最後に、
これが発売された1980年代当時は、コロコロコミックに記事が掲載されて、解答なんかも載っていたみたいです。
1986年12月号、1987年1月号、2月号、3月号、1987年新年号あたりに載っているようです。
名前は違っていますが、この写真でも向こう側が見える形になっています。
(コロコロコミック1987年3月号より)