遠くの星からやってきた
転校生の女の子
彼女の涎を舐めた時
世界が密かに動き出す
別に遠くの星から来たわけではありません。
単なる不思議ちゃんなんです。
椿明(つばき あきら)は高校2年生。
あるひ、彼のクラスに転校生がやってきた。
彼女の名前は卜部美琴(うらべ みこと)たまたま椿の隣の席に。
卜部は休み時間はずっと寝ていたり、
授業中にいきなり大声で笑い出したりと
転校初日にして「変なやつ」のレッテルを貼られた不思議ちゃん。
クラスの皆も知らず知らずのうちに避けていた。
そんなある日の放課後
教室に荷物を取りに帰った椿が見たものは
教室に一人突っ伏して涎たらして寝ている卜部だった。
しかたがないので彼女を起こし帰らせるも
机に残った彼女の涎を何の気なしに舐めてしまう。
そして、なんか色々おかしくなった。
彼女の涎を舐めないと、禁断症状でちゃうんです。
それを、恋の病と卜部は言う・・・
涎で繋がる男と女
アブノーマルなようで、でも純愛で
ウヴな2人のラブ・コメディ
なんとなく、リズム感よく書いてみたらなんとも微妙な文章になってしまいました(汗)
植芝理一氏といえば、以前ディス・コミを読みましたが、こまごましすぎる絵と奇怪なストーリーに早々に諦めました。それがあって、ちょっと警戒していたのですが、マイミクの方が面白い!!とおっしゃるので、ええい、ままよ!と購入したら大当たり。
SF(少し不思議)チックな作風は残しつつも、絵が凄く見やすくなっていて、すんなりと読めてしまいました。
スループ評価=★★★★★
面白い!!次巻も間違いなく買います。改めて、アフタヌーンのクオリティの高さを思い知らされました。
ところで、卜部をどうしても「トベ」と読んでしまうのは私だけなんでしょうか?密かに気になってます。