痛い!!

なんていうか、もう・・・痛い!!

痛すぎる!!

現実世界を認識し、現実世界に絶望する。

そして仮想現実世界へ・・・



 金ない・モテない・なんにもない・・・

 そんな30男に訪れた転機。

 それこそが、仮想世界「アンリアル」への誘いだった・・・


 時は2015年。

 ギャルゲーは進化に進化を遂げ、どんどんリアルになり、PC上ではありながら、目と手に装着したセンサーで実際に触った感触まで堪能出来るという優れものになった・・・


 しかも、そこに登場する女性は高度な技術でプログラミングされており、それはそれは従順であり(以下自主規制)



 そんな世界に足を踏み入れた「たくろー」30歳・・・

 初めは戸惑いつつ、しかし段々とのめり込み、いつしか現実と仮想との区別がつかなくなり・・・となるわけでもなく、現実をしっかりと認識しつつ、それと決別することを選んだ男の充実感に満ち溢れた、傍から見たら痛すぎる物語である・・・



スループ評価=★★★☆

漫画読んでてここまで居たたまれなくなったのは初めてです。

いや、マジで痛すぎです。

こういう痛い話は一気に読んでしまうのがいいんですが、全3巻だと思っていたら見事に全4巻で、しかも感じからいってどんでん返しとかありそうです。

漫画で、頼むから最後はいい方向で終わらしてくれって縋る気持ちで最終巻を買いに行くっていうのも、もしかしたら初かもしれません。


色んな意味で個人的に最大級のインパクトでしたが、他人に勧めようとはこれっぽっちも思わないところがまた何とも・・・