某歴史大国を完全にネタにし、
和製劉備が漢の大地を疾る!!
北斗の拳の武論尊とサンクチュアリの池上遼一
最強タッグの超大作!!
時は後漢、人々は飢えに苦しみ国は荒れ、数百年の長きに渡り続いた漢の時代も終わりを告げようとしていた・・・
とか、堅苦しい前置きはいりません。まずは読むこと!!それですべてがわかります。だって史実は関係なさ気だし。
なので、この作品は歴史好きが読むべき漫画か?と問われると非常に難しいです。「三国志をモチーフに使った全く別の作品」として読めば面白いですが「横山光輝三国志」を愛読してる人とかにしてみると「なんだこれは!!けしからん!!!」ということになります。
ついでに、劉備に信仰にも似た何かを感じてる人も読むのは控えるのが無難でしょう。なんせ、劉備はどうしようもない悪者で、2話目にして殺されますから(笑)そんでもって、後釜に座るのが倭人・・・中国では発売できそうにないです(苦笑)
話の大筋としては、卑弥呼の部下兼恋人であったリョウウ(漢字変換不能)が曹操に触発されて、漢の国を獲りに行く話。行った先で劉備に会うも、悪人だから斬り捨てて、代わりに劉備として生きてゆく(桃園の誓いの内容が「倭人」であることは秘密ね?だった)
というわけで、6巻。
蜀軍きっての美男子と言われた趙雲が実は女だったり、しかも呂布にOOOされて子供生んだり、何故かその子が関平(関羽の息子)になったりと、激動の5巻から以下に物語が動いたのか。
6巻冒頭で霊帝が崩御。これにより、漢の元にあった中央集権型の国家としての崩壊はもはや歯止めがきかなくなった。
急いで次の皇帝を!!というところで、闘争が起こる。自分の子供を皇帝にしたい何皇太后と実権を牛耳られたくない宦官。2人がそれぞれ皇子を立て争う形に。
「劉備・曹操・孫堅」vs「何進・袁紹・袁術」
という、この時代のオールスターの対決となったところを、董卓が漁夫の利で新帝を奪い権力を得る。
一方呂布は知らず知らずのうちに趙雲に対してただならぬ感情を抱いていたようで、趙雲の思い人が劉備だとわかると、劉備に勝つために董卓の軍門へ下る・・・
相変わらずのスローペースです。お二方が存命中に物語が終結するのか?と思わず疑問に感じてしまうレベル。しかしながら、面白い!!三国志に関してはマニアックとまでは言いませんが、かなり詳しい方なので大抵の出来事について把握してるはずなんですが、この三国志は先が全く読めない!!だが、それがいい(あ、これは違う歴史漫画だ)
先が読めない、というより何が起こっても不思議じゃない!!という感じでしょうか。池上マジック恐るべし・・・
スループ評価=★★★★★
無駄に熱く語りすぎてしまいました。とにかく1回読んでみてください。本気で面白いですから!!
しかし、冒頭にも書いたとおり、歴史的事実を重視する人(特に受験生)にはオススメできません。この漫画は上級レベルですから、中級レベルの「蒼天航路」を笑って読める人にオススメします。
(上級・中級というのは「作品の質」という意味ではなく、どれだけ史実とかけ離れているか、というのを端的に表現しただけです。決して作品の優劣ではありません)
