時は終戦直後。

荒れに荒れた日本の闇を行く悪党どもを

千切っては投げ、千切っては投げ

世の中の粛清を目指す物語・・・


 というわけでもないです・・・

 

 ひょんなことから戦時中の上官猿田征四郎(さるた せいしろう)に拾われた桐三五(きり さんご)は、猿田の家業である「喇叭出版舎(らっぱしゅっぱんしゃ)」に身を寄せることになる。


 しかし、猿田には裏の顔が・・・それをしった桐は、否応無しに巻き込まれていく・・・




 この作品、猿田も桐も、陸軍第三十三部隊、いわゆる陸軍中野学校出ということで、諜報活動が大得意。

 ってかそういえば、僕の祖父も中野学校出だなぁ・・・とか思いつつ、この作品を読んでみると、僕が生まれる前に亡くなってしまい、会うことのなかった祖父の、苦労や苦悩が見て取れます。


 作品自体も決して明るいものではないのですが、敗戦直後ながらも、活気を失わずに生きる日本人に、なんだか感動し、とても楽しめました。


 

 スループ評価=★★★☆

 戦争っていやだなぁ・・・と改めて痛感。人間平和が一番です。