若いころは毎日の生活に変化があり時間の経過も早かったと思います。学校や職場にいって多くの人を会い、話すことが日常生活であり当然のことと考えています。しかし退職して出勤する必要がなくなり自由に使える時間ばかりになっていきます。趣味でもあればいいですが仕事一筋の人生を送ってきた方は何もすることがない自由時間は苦痛になっていきます。
人との関わりを通して喜んだり、楽しんだり、悲しんだり、怒ったりするのではないかと思います。人との関わりが希薄になっていくと感情の変化が乏しくなっていき日々が楽しくなくなっていくのではないかと感じています。熟年離婚が増加傾向にあるのも人との関わりが希薄になり夫婦二人だけの時間が多くなって窮屈になっていくのではないでしょうか。
ずっと仕事を続けてきた人は自分の人間関係が職場に関するものが大半であることに気付きます。退職により築いてきた人間関係が一気に減ってしまうことに気付きます。早くから職場関連以外の人間関係を構築できた方はいいですが仕事一筋の人生を過ごしてきた方は退職後の人間関係を一から構築しないと孤立してしまいます。そういう観点からは生涯現役生活をすることは人間関係が継続できるのでいいのではないかと感じています。
高齢期は日常生活に何らかの変化があって自分自身の存在意義を再確認できるような人間関係は必須であると感じています。
高齢者住宅の管理運営ではお客様の日常生活に少しでも変化を感じることができて昨日とは違う今日、今日とは違う明日が実感できるような管理運営を心がけたいですね。