自己紹介
わたくしには先天的に根暗の資質があったのでしょう。
物心つく頃には、すでに根暗を極めておりました。
だからなのでしょうか、自分の事を棚に上げ、あれが悪い、これは駄目だ、などと不満や愚痴を吐き出すと、いくらか心が救われる気がします。
わたくしは、人様への悪口陰口は決して口いたしません。
流行に流され躍らせれ浮かれ狂った大衆への罵詈雑言も決して口にいたしません。
そもそもわたくしは、空気振動によるコミニュケイション、すなわち会話というものすらまったく(と言ってよいほど)いたしません。
近頃とんと声を発しておりません。
近頃とんと声を耳にしておりません。
したがって、知らず知らずのうちに口元から悪口陰口罵詈雑言が零れてしまわないように常に細心の注意を払う、などといった余計な心配をしなくてよいのであります。
なにはともあれ『王様の耳はロバの耳』の床屋のように悩むことも無いので、これはこれで幸せなのだ。
と、考えております。
しかし、こんなわたくしでも、他人の体温を忘れさり、自身の肌が冷めていくのを感じるたびに、さみしさがこみ上げてまいります。
そんな時は、さみしさとは何ぞや、さみしさは何処へやら、という心境に到るよう自分で自分に暗示をかけております。
本当は、寂しくて淋しくて仕方がないのです。
非生産的な生き方をしている非生産的な人間であるわたくしが、唯一生産できるものは、こういった類の愚痴でしかありませんが、どうかお気を悪くなさらずに、どうかどうか、なにとぞなにとぞ。