エスプレッソ | 『泣きながら歯磨き』

エスプレッソ

先日、お婆ちゃんに素敵なお茶をもらった。
カバノアナタケ茶とかいう怪しい名前のペットボトルのお茶。
たぶんお茶。

それは、とてもとても素敵なお茶。
パッケージに書かれている説明も怪しい。
そんなお茶。

パッケージに書かれている説明は、こうだ。
 
  シベリアの大地に自生する白樺
  の幹に、菌核が15年成長して
  できあがった黒っぽい不思議な
  塊の茸をチャーガ(カバノアナ
  タケ)と呼んでいます。
  昔からシベリア地方の住民は、
  チャーガをお茶の代用として
  飲んでいました。

なんか怖いよ!
黒っぽい不思議な塊の茸なんてイメージできねえよ!
しかも、お茶の代用って……お茶じゃないの?
完全にお茶の色してるけど、お茶じゃないの?
なんか怖いよ!

恐怖心をコントロールできるだけの精神力はあるつもりだった。
しかし、深夜という状況が、心の中から純粋な恐怖心だけを抽出し、頭の中で想像している黒っぽい不思議な塊の茸への恐怖心を、さらに肥大化させる。
俺はもう完全に恐怖に支配されていた。
そして、怖くてトイレに行けない身体になってしまった。

で、このカバノアナタケ茶、飲んでみたら、味ふつう。