yahyelとの出会い及び今年はそれなしでは語る事ができない件について
2017年、もうすぐ終わる。今年は話題に事欠かない、とても面白い1年になった。「転機」と呼べるような出来事が多々あったのだが、その中でも影響の大きかった、yahyelというアーティストについて、どれだけ文章が書けるのか試してみるため、このブログを綴ってみている。出会いは4/2に行われたライブイベントだった。この背景にも、何ともタイミングの妙が感じられるのだが、それというのも、このイベント、飲み仲間の1人が企画したものだった。彼はイベント会社で働いており、仕事としても趣味としてもバンドに大変詳しい人で、このイベントはその趣味と仕事が合間った、念願、渾身の初の自主企画であったようだ。彼とは1年に数回会うか会わないか、ぐらいの間柄で、そして特段親しい訳ではなく、数いる飲み仲間の1人、何なら友人の知人程度で、もしそういう場で出くわしたとしても「あ、来てるんだ」ぐらいの関係性であった。そんな感じだったのだが、とある飲み会の場でその話が出て、何となく気が向いた。本当に「気が向いた」感じ。軽く、でも本気で、あ、行こうかなと思った。その気が変わることなく、4/2のイベントの日を迎える。ライブ自体が久々な上、誰も一緒に行く人がいなかった為、初めて1人でライブを観るという状況に多少ドギマギしていた。この日の他の出演は、WONK、D.A.N、そしてmouse on the keys。当時でこそわからなかったが、今となってはかなり凄いラインナップだと思う。この日までに、一通りは曲の予習はしていた。WONKのSaviorがめちゃくちゃお洒落で、衝撃的だったので、一応一番の楽しみはWONKだった。トップはその楽しみにしていたWONK。はい、まずイケメン出てきたーそして服が東京ー などと思いながらも期待通りの素晴らしいライブ。ヴィジュアルや音楽や雰囲気など、自分は今まで見たことの無いバンドだと思った。とてもいい雰囲気、そして高揚感でWONKは終わり、ますますこのイベントに期待が持てる気がしてきた。次の出番がyahyelだったのだが、実は一番予習が少なく、公開されているMVを数回見て、ふーんこんな感じかーぐらいに思っていた。何なら一番期待していなかった。会場が真っ暗になる。その時まではよく知らなかった、yahyelというアーティスのステージが、始まった。「Black Stain」が鳴り響く。(この曲名も後にCDを購入し確認した)真っ暗で、その姿ははっきり見えない。ただ、物凄い音圧で鳴り響く。ボーカルが歌い出す。物凄い音圧で鳴り響く。サビのあたりで、大きな花火が開花したような映像が、ステージをボーカルを中心に眩いばかりに照らし、映し出す。曲調に合わせて花火が大きく、開いたり、消えたりする。ボーカルは高い声と物凄い音圧で歌い上げている。その表情には狂気すら感じる。自分が今、何を見ているのか、わからなくなる。体中の血が引き、それから物凄い勢いで巡っているのがわかる。圧巻だった。とにかく、圧倒された。そして引き込まれすにはいられなかった。脳内で、この状況処理が追いつかぬまま、私はこの時にyahyelを目の当たりにした。もう、落ちてしまった。演奏した曲のほとんどが初めて聴くものだったが、もう、魔法にかかったように、どの曲も脳に、耳に、身体に吸い付くように響き渡り、音の中に埋もれてしまっていた。永遠に続くような気さえした。現実離れしていた。目から鱗、人生観が変わる、晴天の霹靂・・・圧倒的な衝撃を受けた時、それらを形容する言葉があるが、そういうものやあらゆる感動や賛辞を表す言葉を並べて、かき鳴らしたいぐらいだ。何がなんだが、わからないけれど最後までとにかく圧倒されまくり、多大な余韻と価値観の転換を残し、yahyelはステージから去っていった。暗かった会場が明るくなり、強制的に現実へ引き戻されたのだが、まあ余韻がひどかった。そして周囲もざわついている。涙目で、凄かったね・・・と漏らし合う人たちがいる。私自身も、その余韻のすごさにただ呆然としていた。ライブというものには結構行っていると思うが、こんな衝撃があったのは初めてだった。その後、mouse on the keys、D.A.Nと続いたが、正直、入ってこなくなってしまっていた。yahyelの余韻がずっと離れず、必死に聴こうとするのだが、体の外側でその音楽たちは滑って離れていってしまう。結局、最後まで脳内はyahyelの影が色濃く残ったまま、そのライブが終わった。会場を出る時、事件とも言えるこの企画をした氏がいて、何か声を掛けたかったが余韻が凄すぎてマジで声が出なかった。ただただあっけにとられ、夜の街を歩き、帰路につく。思考回路は停止したままだ。そんな風にして、私はyahyelと出会った。もう、yahyelなしではいられない。またライブで、生で観たい。MVで観て聴いた、整えられた音源とは、本当に全く迫力の違うものだった。大げさでなく100倍凄い。いてもたってもいられず、次の日すぐにCDを購入したが、そこに収められているものでは、あの迫力や魅力のような物は伝わらないと思う。自分自身も、あのライブを観る事がなければ、特別に好きになる事はなかったと思う。そしてそれから、こんな風に彗星のごとく私の人生に入り込んで来た、yahyelを巡る生活が始まる。