手術前、担当医に

「退院後、どれくらい静養が必要になりますか?」

と聞いたところ、

首を傾げて
「いやぁ、別に…。動けるから退院するわけで…。大丈夫ですよ、普通に生活して」

と言われたので、せいぜい2日くらい休んだら、仕事に行けると考えていました。

それで甘く考えていました。
…私だけ。

周りは、「せめて1週間は休んで」と言ってくれていたけど、
「でも、先生に動けるって言われたし」
などと、軽く言っていました。
…私だけ。

いざ、蓋を開けてみると。

退院してきたけど、通勤なんてかなり厳しい状況でした。

歩くの遅い、歩幅が小さく、ペンギンと呼ばれていましたえーん

横になろうとすると、お腹のどこからか、ゴボゴボ、という音がする。

だるい、力が入らない。

肋骨の痛みあり。

傷からはなんか液がでてきているところがある。

起きているとすぐに疲れてしまう。

全身麻酔をするとは、なんだか身体のメカニズムが狂ってしまうのだと感じました。

便通もおかしい。

わかったのは、

医師は目の前からいなくなるから、その後しばらく具合が悪いことはわからないのだと感じました。

自分で自分をケアすることが大事です。

それで諦めました。
今週は休もう、何も考えずに静養させてもらおう、と。

幸い温かくそれを認めてもらえたので、甘えました。

タブレットで映画を観て、何冊も本を読み、貴重な時間。

焦らないことも大事。
優しさに甘えることも大事。