年末、部屋を掃除。
もう読まない本、
行き場のないCD、DVDが大量にあった。
捨てるのはもったいないのと、
あまりに多いのとで、ブックオフの宅配買取という集荷を頼んだ。
さきほど佐川の兄ちゃんが来て、
「いただいていきま~す」と言ってもって行った。
ほとんど処分され、二束三文にしかならないだろう。
まだある分は、また少しずつ整理して
処分、処分である。
しかし、いっぱいあったDVDのほとんどは
昔のバイト先でお世話になったある先輩
(といっても私の父親位のおじちゃん)が
いろいろあって職場を追われ、引っ越すときにいただいた物。


「DVDがいっぱいあるから。欲しかったらあげるよ。いる?」
その人がお金がないのは知っていた。
「売ればちょっとでもお金になりますよ」
「いいんだよ。めんどくさいし」
ありがたくいただいた。
天気の良い昼下がりだった。
もらったDVDのほとんどはジョン・ウェインとか、西部劇とか
昔の古き良き時代の白黒映画がメイン。
500円とかで売っている廉価版の物が多く、
しばらく紙袋に入ったままになっていた。
結局全部見ないまま売ることになってしまった

その人はお酒の好きな人で、私も含め、
また一緒に飲みたいという人もいるのだが、音信不通。
たまに、人の多い駅で似た人を見かけたり、
ホームレスの人が寝ているところを通るときなど、
つい顔を見てしまう。
この寒空の中
