クリーチャーの能力値補正についてです。
本来は速攻に限定した話ではないのですが、長期戦の待ち戦法なら特に順序や効率を
考慮せずともじっくり時間をかければよいため、3F~4Fでの接敵に限定した想定とします。
クリーチャーの能力値補正については、大きく分けて5種類存在します。
1.天候
2.地形
3.属性値
4.バフ、デバフ(個別)
5.バフ、デバフ(全体)
今回は天候を対象とします。
炎、地、水は、特殊効果がなく能力値補正のみとなっています。
光、闇については、特殊効果がダメージ補正のため、ほぼ同じ扱いと言って良いでしょう。
残る、氷、風、木、雷は特殊効果があります。
風はともかく、その他については戦法に影響を与えるレベルの重大な影響が発生します。
速攻観点ではダメージの期待値を最優先するため、防御力の上昇については考慮不要です。
このため、積極的に検討する価値があるのは、地、水、光となります。
※ただし、光は速攻に向く、即時召喚高火力クリーチャーがいません。
※また、地は、主力技がほとんど物理にも関わらず、能力値補正は魔力が+20%ですので
少し割り引いて考える必要があるでしょう。
※氷については、特殊効果重視で採用することを検討しても良いでしょう。
結果として、氷、水は優先的に天候による能力値補正を検討、他の属性は他の補正要素を
検討、とするのが良いでしょう。
また、地形操作と異なり、フィールド全体に影響があります。
このため、地形による能力値補正のほうが影響を受けるユニットが少ない場合は、天候による
能力値補正も検討すべきでしょう。
天候操作については、一部のクリーチャーとマスターが行えます。
消費SPについては、消費0の能力による天候操作を除くと、以下のようになります。
属性毎の天候操作技([熱波]など) 消費SP4
[天候操作(技)] 消費SP3
天候操作が必要な状況は、ほぼ単色パーティですので、複数の天候にできるような汎用性は
不要ですが、結果的に[天候操作(技)]が最も消費SPが低くなっています。
[天候操作(技)]が使用可能なクリーチャーは「ヴィシュヌ」と「リモン」のみのため、速攻向きでは
ありません。
現実的には精霊使いマスターが使用することになるでしょう。
精霊使いマスターであれば、技威力から考えて、クリーチャーが攻撃したほうが期待ダメージが
高くなることがほとんどでしょうから、マスターが補助技を使用することは妥当でしょう。
しかしながら、精霊使いの場合[精霊召喚]により、各種エレメンタルを召喚することで手数を
増やすことができます。
このため、SP状況と期待ダメージによって、取捨選択するのが良いでしょう。
マスターの職業が精霊使い以外の場合、クリーチャーが天候操作を行うことになります。
※精霊纏繞士については、能力の【ウェザーレゾナンス】を採用するという選択肢もあります。、
クリーチャーが天候操作を行う場合、手数が減ることになります。
射程外であればそもそも攻撃できないため影響はありませんが、天候操作を行うより
攻撃するほうが期待ダメージが高いのであれば攻撃するべきでしょう。
※「雪女」の【雪呼び】はノーリスクですが、速攻向きではありません。
また、天候操作技を使用可能なクリーチャーはそれほど多いわけではなく、属性によっては
ドラゴンのみ、という場合もあります。
こういった場合、無駄になるのを覚悟のうえで、接敵前に使用しておくか、そもそも天候操作を
行わないと割り切るほうが良いでしょう。
無駄になる、というのは、フェイズ開始時に天候が変更となる可能性があるからです。
天候操作技を使用しても、次フェイズに天候が変わってしまうと、完全に無駄なSP消費と
なってしまいます。
この点はリスクとして押さえておく必要があるでしょう。
また、敵に天候操作技を使用された場合、こちらに都合が良い天候に変更するという対応が可能です。
※幻術師については、【幻術:混沌の空】を使用する方法もあります。
天候は補正値として最も影響が少ない部類ではありますが、属性値は補正が発生しない場合も
あるため、"大きい効果ではないが、どの属性でも一定の効果がある"というレベルの認識で
問題ないでしょう。
優先度は高くありませんが、消費SPから選択肢に入りやすい状況ではあります。