私は匂いというべきか、臭いというべきか、あらゆる
ものの香りに敏感なので、食べ物の好き嫌いが
激しいのだが、物の香りで大好きなものに、本の香りが
ある。今も図書館から借りてきた本から漂う、この
得も言われぬ香りに酔いしれているところ。
公立の図書館では、ブッカーがかけられている本が
多いので、大概、ビニールの臭いがきつくてあまり
酔いしれることはないが、学校の本は、本そのものの
香りが保たれている。特に、少し古くなった洋書の
香りは感動的だ。
いつかそんなチャンスがあればの話だが、あの
香しい香りに包まれて、どこかの大学図書館に一人で
泊まってみたい。そして、一晩中、図書館の本を
手当たり次第に読みまくって、どっぷりと贅沢な時間を
楽しんでみたい。
図書館に入った時に漂ってくる、あの香りは、本当に
刺激的だ。「図書館素泊まり体験!」というような
催しものを開く学校はないだろうか・・・。