器が好きで

沖縄に行くと必ず立ち寄る


陶器工房 壹 さん


お気に入りの器。


いつの間にか

お茶碗も取り皿も

壹さんの器になった。


何かを生み出す、何かを作り出す

人はすごいなあと思う。


この器に乗せると

なんでもない

サラダもお浸しも煮物も

炊き込みご飯も

みーんな美味しそうに見える。


間違いなく私の生活を

素敵にしてくれている。




よく通っていた

民藝店のご主人が

ずっと以前に


私はこの店をやっている。

でも美味しいお寿司は握れない。


お寿司屋さんのおかげで

美味しいお寿司にありつける。


快適な服だって

自分には作れないけど

それを作ってくれてる人がいる。


家だって自分では建てられないけど

大工さんのおかげで

暖かな家で暮らせる。


みんなが誰かのために

自分の得意なことで貢献してる。


それが社会


ってことですよ。


と教えてくれた。




最近

彼のその言葉を

よく思い出すようになった。


前はあんまり意識してなかったけど

社会というもののありがたさを

痛感することが増えたからかな。


父が通うデイケアの

毎回笑顔で迎えに来てくださる

介護士の方のありがたさ。

遠く離れて

私は介護に貢献できてないとき

あの笑顔の安心感はありがたい。


疲れて

もう今日はコンビニのごはんでいいか!

と思ったときに

夜中でもごはんに

ありつけるありがたさ。


火災警報器のチェックだって

せっかくの休みの日に

そのために在宅するのは

めんどくさいなーと思ってたけど

チェックは自分にはできない。

プロが安全を確認してくれる

ありがたさ。


雪が積もっても

頑張って運行してくれる

バスのおかげで

出かけることを諦めなくてよい

ありがたさ。


社会のみなさんのおかげで

私は気分よく元気で毎日いられるのだ。

感謝。



では自分は

何で社会に貢献できてるか?


うーん。。。。

プロフェッショナルなスキルとか

人より得意で出来ることって

そういうのは特にないからなあー悲しい

残念ながら。。。



大きなことは出来ないけど

まずは周りの人に

優しくすることから

始めようか。


仕事でも

家の中のことでも


誰かが喜んでくれそうなことで

自分に出来ることは

時間やパワーを惜しまず

すぐにやろう。