8月2日に地図から消された島千秋楽を観劇してきました。
あ、ちなみに私もともと忍ミュから俳優沼及び演劇沼にどぼんしたもので、観に行く舞台忍ミュキャストさんが出てるものが多いんです(他のもみたいけど金銭的な理由でなかなか……)。
そんなわけで、今回そもそものお目当ては横井さんだったんです。
しかも初?久々?のおひとり様観劇で緊張しまくるという。
HIDEYOSHIぶりのシアターグリーン(おそらく都内最古の小劇場、らしい)でした。
【あらすじ】
某有名雑誌社に就職して早5年…、
自分の企画の記事を連載させてもらえず
やりたくもない取材に日々を送っていた主人公・広志が
長期休暇中に体験した不思議な話。
ひょんなことから過去にタイムスリップした広志がたどり着いたのは
1944年のとある島。
その島は、あるモノを生産していたがゆえに、日本の地図から消されていた。
島で働く人に聞いても、誰も答えてくれない。
そんな時、爆発事故が起きる。
そこで、広志は島で作っているモノが何かを知ることになる。
それを知った広志がとった行動とは?
島で作っていたモノとは?
そして、島は何故地図から消されたのか?
脚本・演出:鄭光誠(HPより)
……というお話でした。
観る前は、戦時中がメインのお話っぽいし、重い話なんだろうなあと、思っていたわけなんですが。
実際に観劇してみると軽いテンポのシーンとシリアスな場面のバランスがとれており、観ていて息詰まるようなこともなくてとても良かったです。
大久野島にいる工員達の純真さ、平和を求める心と国への忠誠心が、現代から考えると歪な形でバランスをとっているのが感じられました。そこに入っていく「まあいっか!」が、口癖(?)の広志。
過去の場面では工員達が平和をかみしめ、夢を叶えることはなかったけれど、現代で広志が語る物語の中で夢を叶えて幸せそうに笑う彼らの姿に涙が止まりませんでした。
あーそれと。中盤で広志が工員たちに「未来は平和か?」って聞かれるんです。それに、「わからない。この時代よりも便利で自由だけど平和かどうかはわからない。」と答えた広志。このセリフにいろんなことを考えさせられました。いろんな方が、今だからこそ観たい作品、とおっしゃっていた理由が理解できました。
以上が考えたこと。
そして以下は思ったことです。
くだらないことを含むのでできるだけぼろがでないように書こう……
広志が最初にタイムスリップするときの演出が最高。(小並感)どんっどんっという低い音が鳴るのに合わせて暗転した舞台でスポットライト(上段上手、下手、下段上手、下手の計四つくらい、うろ覚え)が点滅。その舞台を作業服を着た工員たち(顔は見えない)が横切っていく。スポットライトが当たっているところだけ見えるので、まるで写真がパッパッと切り替わっていくように見える。……って感じ。なにこれすごい……と思いました。名前とかあるんでしょうかこれ(素人)
物語の転換点としてすごくいいなあ、と。
転換といえば、上官と憲兵。このお二方がすっごくよかった!!
このお二方の登場で物語にメリハリが綺麗につく感じがしました。
あと、工員の中で特に魅力的だったキャラクターは伝太郎と諭吉と勇一、文絵ちゃんかなあ。
伝太郎は、最初広志に対して不信感まるだし。なかなか未来から来たことを信じようとしなかったけど、実は仲間思いのすっごくいいやつ。工員たちに、最後に「戦争が終わったら何がしたい?」と問いかけた場面では、おおおおいもう伝太郎……。゚(゚´Д`゚)゚。でした。途中で生き返った(笑)シーンでは本当にびっくりさせられました。許さない。好きだ。
諭吉はいつもにこにこ。みんなにちょっとなめられてる(?)けど、すっごくいい人なんだなあ……みたいな。お友達になりたい。うどん私も好きやで。防虫スプレーを構えながら偵察に行くシーンは、シリアスなはずなのに笑ってしまいました。好きだ。
それと文絵ちゃん。現代でも過去でも広志に興味を抱かれない……(汗)
でも愛嬌があって、かわいくて。それだけに最後のシーンで死を恐れて泣いているのを見た時胸が締めつけられる思いでした。好きだ。
そして勇一。まあね。もともと役者さん目当てってのも無いこた無いけどさ。かわいいな!?真面目で頭かたい感じ。幸子のこと好きなんだけど伝えられない。それには状況的な問題とかも絡んでくるんだけど。箱を運ぶ時に手が触れ合っただけでめちゃくちゃ嬉しそうにドヤ顔してるところとかなんなんもう。真面目故にいつも、「すみません、自分の不注意で!」ばっかりでしつこいくらい(広志も言ってた)だったんだけど、最後に広志たちを引っ張って行ったところではしゃんと自信を持って(そうせざるを得なかったのもある)いて。そんな中だったから、死んでしまったシーンでは人ってそんなに簡単に死んでしまうの……?と。思わざるを得なかったなあ……
あとすっごくくだらないですけど、全編ほぼ広島弁で萌えました。なんかすみません。
広志は工員のみんなに未来の形を教えて、笑顔を取り戻した。でも広志が与えただけじゃなくて、広志も過去でいろんなものを得ていたなあ。広志が現代で広島弁使ってた時に強く感じました。
あーー他にも言いたかったことめちゃくちゃあった気がするのに……
とにかく、帰りの電車中ずっと考えてしまうほど強いメッセージ性のある舞台でした。行ってよかった!!
それでは今回はこの辺で!
