2009年~2010年位からでしょうか、公認会計士の供給が多過ぎるとの理由で、会計士資格価値が下落したと言われてきました。学生側としても世間のこの評価を敏感に感じ取っている様で、かつて10年前程前の様に、大学生の内に専門学校(TAC・大原・LECなど)の門を叩き、在学中合格を目指す、という様な風景が失われてしまっている、ということをよく聞きます。勿論、大学生から会計士の勉強に励んでいる方も多くいらっしゃるとは思いますが、3~4年前と直近とで明らかに監査査法人に入社する方の平均年齢が上がっています。恐らく3~4年前は在学中合格、または卒業すぐに合格した方が多かったのですが、直近では25~30歳位までの方が比較的多く入社されていると思います。
別に平均年齢が高い方が入って来られること自体が悪いという訳でも何でもありませんが、少なくとも採用された方の中でも若い方の割合自体は確実に減っているものと思います。これは現状の会計士業界を踏まえれば当然なのかもしれません。つい2~3年前まで、試験合格しても監査法人に全員が入社できる訳ではない状態が続き、会計士になれるかすら疑問が出るような環境。仮に入社したとしても、同期入社数は多く、十分に実務経験を積むことが出来るか、という点でも若干難点が付いてしまうような状況。かつては、合格者数自体がある程度絞られ、監査法人内での給与水準もそれ程悪くはなく、昔の日本社会の様に安定的に昇進でき、業務量自体も現在の様にきりきり舞いになる様な状況でなければ、会計・監査の専門家として働くことに一定の魅力はあったかもしれません。しかし、近年ではその前提も崩れ始めて、一定の割合位しか、上位階級であるパートナー・プリンシパルになれません。その状況を察知して、法人内での若い層(シニア・スタッフ)は眈々と外の仕事に目を向けているのが現状です。
この様な公認会計士の状況ですが、では果たしてどの様な考え方を持つ方であれば、会計士は「買い」な職業なのでしょうか。法人内に複数年間居た経験から、いくつか「買い」と言える要素をまとめてみたいと思います。
1. かなり頭がいい
身も蓋もない...、と思われるかもしれませんが、やはり事実です。仮にも難しい試験を通ってきている方々が多数集まっていますので、それらを取りまとめる事が出来るだけの素養はないといけないでしょう。ただ、「かなり」というのも一つ重要です。非常に有能だと、その有能さを満たすことが出来るだけの経験が得られず、監査業務から離れたくなってしまうからです。
2, 「監査」という仕事にやりがいを見出せる
監査って結局は「お客様が作られた財務書類なり、資料なりがちゃんと作られているのかひたすら根拠資料を元に確認していく作業」です。クリエイティブさは特に求められず、財務書類がどうして正しいといえたのか?を地道に積み上げて行く作業となります。この辺りは恐らく弁護士・税理士でも同じ部分があるでしょう。
上記のような、クライアントの書類が正しいかどうかの確認を行うにしても、金融庁なり日本公認会計士協会なりから多岐にわたる実務指針によって厳密に内容・精度を縛られることになる訳ですが、これの規則に従いながら、「どうやってこれが正しいと言えるのか??」と目を炎で燃やす様な方でないと結構くじけます。会計が好きで、様々なルールの下、チェックすることにやりがいを持つことが出来る、という方であれば、かなり「買い」に近づけると言えるでしょう。
3. 人好かれする
結構上に上がっていく方に重要な要素です。上の1. 2. の要素を満たしながら、という限定は若干付くかもしれませんが。。やっぱり上司・先輩・同僚・後輩も人です。優秀でありながらもつっけんどんでぶっきらぼう、というのでは周囲も一緒に働きたい、引き上げて行きたいという気持ちにはならないと思います。
以上、3つ挙げましたが、上記3つがそれぞれ上手くバランスしている方は会計士と言う資格は比較的「買い」だと思います。多分、ライフワークとして理想の職業でしょう。ただ、やっぱり全てが揃っている方は少なく、10人~20人いて1人位でしょうかね...。こういう方が残るべきだし、残って欲しいと思います。
ちなみに補足ながら、会計士の資格を取ると有利な職業に就きたい、と思っている方にとっても「買い」になる可能性はあると思います。例えば財務デューデリジェンスやバリュエーション等の会計アドバイザリー関連業務(FAS業務)、投資ファンドなどでしょうか。ただ、これらの仕事も絶対に会計士の資格を持っていないとできないという訳でもないので、入るために必ず会計士資格を取っておかなければならないということがありません。なので、この場合必ずしも「買い」にはならないかもしれないですね。
やはり会計士の本業は会計監査・内部統制監査です。これをスタッフからパートナーまでそれぞれの立場から役割を果たしています。この本業となる部分にやりがいを感じられるのであれば、きっと面白みのある職業になるでしょうし、どれかが欠けてしまうと恐らく8割~9割に入ってしまう可能性が高いのかな、と思います。
別に平均年齢が高い方が入って来られること自体が悪いという訳でも何でもありませんが、少なくとも採用された方の中でも若い方の割合自体は確実に減っているものと思います。これは現状の会計士業界を踏まえれば当然なのかもしれません。つい2~3年前まで、試験合格しても監査法人に全員が入社できる訳ではない状態が続き、会計士になれるかすら疑問が出るような環境。仮に入社したとしても、同期入社数は多く、十分に実務経験を積むことが出来るか、という点でも若干難点が付いてしまうような状況。かつては、合格者数自体がある程度絞られ、監査法人内での給与水準もそれ程悪くはなく、昔の日本社会の様に安定的に昇進でき、業務量自体も現在の様にきりきり舞いになる様な状況でなければ、会計・監査の専門家として働くことに一定の魅力はあったかもしれません。しかし、近年ではその前提も崩れ始めて、一定の割合位しか、上位階級であるパートナー・プリンシパルになれません。その状況を察知して、法人内での若い層(シニア・スタッフ)は眈々と外の仕事に目を向けているのが現状です。
この様な公認会計士の状況ですが、では果たしてどの様な考え方を持つ方であれば、会計士は「買い」な職業なのでしょうか。法人内に複数年間居た経験から、いくつか「買い」と言える要素をまとめてみたいと思います。
1. かなり頭がいい
身も蓋もない...、と思われるかもしれませんが、やはり事実です。仮にも難しい試験を通ってきている方々が多数集まっていますので、それらを取りまとめる事が出来るだけの素養はないといけないでしょう。ただ、「かなり」というのも一つ重要です。非常に有能だと、その有能さを満たすことが出来るだけの経験が得られず、監査業務から離れたくなってしまうからです。
2, 「監査」という仕事にやりがいを見出せる
監査って結局は「お客様が作られた財務書類なり、資料なりがちゃんと作られているのかひたすら根拠資料を元に確認していく作業」です。クリエイティブさは特に求められず、財務書類がどうして正しいといえたのか?を地道に積み上げて行く作業となります。この辺りは恐らく弁護士・税理士でも同じ部分があるでしょう。
上記のような、クライアントの書類が正しいかどうかの確認を行うにしても、金融庁なり日本公認会計士協会なりから多岐にわたる実務指針によって厳密に内容・精度を縛られることになる訳ですが、これの規則に従いながら、「どうやってこれが正しいと言えるのか??」と目を炎で燃やす様な方でないと結構くじけます。会計が好きで、様々なルールの下、チェックすることにやりがいを持つことが出来る、という方であれば、かなり「買い」に近づけると言えるでしょう。
3. 人好かれする
結構上に上がっていく方に重要な要素です。上の1. 2. の要素を満たしながら、という限定は若干付くかもしれませんが。。やっぱり上司・先輩・同僚・後輩も人です。優秀でありながらもつっけんどんでぶっきらぼう、というのでは周囲も一緒に働きたい、引き上げて行きたいという気持ちにはならないと思います。
以上、3つ挙げましたが、上記3つがそれぞれ上手くバランスしている方は会計士と言う資格は比較的「買い」だと思います。多分、ライフワークとして理想の職業でしょう。ただ、やっぱり全てが揃っている方は少なく、10人~20人いて1人位でしょうかね...。こういう方が残るべきだし、残って欲しいと思います。
ちなみに補足ながら、会計士の資格を取ると有利な職業に就きたい、と思っている方にとっても「買い」になる可能性はあると思います。例えば財務デューデリジェンスやバリュエーション等の会計アドバイザリー関連業務(FAS業務)、投資ファンドなどでしょうか。ただ、これらの仕事も絶対に会計士の資格を持っていないとできないという訳でもないので、入るために必ず会計士資格を取っておかなければならないということがありません。なので、この場合必ずしも「買い」にはならないかもしれないですね。
やはり会計士の本業は会計監査・内部統制監査です。これをスタッフからパートナーまでそれぞれの立場から役割を果たしています。この本業となる部分にやりがいを感じられるのであれば、きっと面白みのある職業になるでしょうし、どれかが欠けてしまうと恐らく8割~9割に入ってしまう可能性が高いのかな、と思います。