今日はこれまで様々な住宅を見てきた中でシロアリ対策について語ります。

 

シロアリ対策というと

①殺虫剤を5年から10年ごとくらいにまく

②ホウ酸をまく(水に濡れなければ半永久)

③殺虫剤が注入された木材を使う(緑の柱?緑の木?)

この3つが挙げられると思います。

 

大手ハウスメーカーでは①が多いように感じます。

ちなみに鉄骨だからシロアリ関係ないかというとそうでもなく、

ネットで調べると被害状況出てきます。

ただ、柱が鉄骨だから大きな被害になりづらいというとこです。

 

①の殺虫剤の塗布に関しては健康被害が心配ですよね。

それに5年から10年くらいを目途に再度塗布とかコスパ悪い。

 

②ホウ酸に関しては採用しているところが少ないけど、

自然素材系の会社は採用しているケースが多い。

ちなみに見学に行ったところで言うとシバモク・コンチネンタルホームはホウ酸。

コンチネンタルホームはここにヒノキだから結構良心的。

そして世界的にもアメリカやオーストラリア・ニュージーランドで使われてる。

ホウ酸は水に弱いけど、水に濡れなければ効果は半永久的なんだとか。

揮発しないから空気を汚す心配もない。

しかもゴキブリとかにも効きそうな気がする。

 

③の注入剤を使っていたのは今のところ一条工務店のみ

たしか効果は70年って営業さんが言ってたな。

この注入した木材は緑色になっているため一見カビてるようにも見える。

家買って70年後には死んでるから効果はほぼ永年。

 

いまのところ遭遇したのは3種類です。

この3種類の方法を知って感じたことがあります。

 

何故①の方法をとるのだろうかと。

健康被害やコスト面で顧客に負担やリスクを背負わせる理由は何だろうと。

初期導入コストが少し高くても長い目で見たら確実に②か③を選択するのでは?

逆に①が今後なくなったらどうなるのだろう?

そうなるとシロアリ対策業者が潰れます。

こんなことを考えると政治的な理由がありそうな感じがします。

日本の住宅はドイツと比べて30年遅れてる、と言われているけど

この理由も政治的な理由があるのではないか?と私は感じます。

海外に比べて大幅に日本が遅れているときは

大体なにか政治的な理由が絡んでいます。

 

ホウ酸は腎臓を持っている哺乳類には安全で、

腎臓を持たない昆虫には効果がある。

ゴキブリ対策で長年使われてきたのになぜシロアリ対策では中々使われない?

疑問が残ります。

しかも再処理ができない構造材(柱・筋かい・構造用合板)には

半永久的に効果の持続する②、③が適しているように感じます。

導入コストの問題で②と③に分かれるならわかるけど、

①は解せないなぁ~。今日はそんな感じです。