こんにちは。
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唐突ですが、「世界標準の経営理論」という本の中にも紹介されていますが、組織学習を効率的に進めるための仕組みとして「トランザクティブメモリーシステム」というものがあります。
と、ここまで書いて、そもそも「組織学習」とは何ぞやということが、本来であれば議論の俎上に上るはずですが、ここではあえて割愛します。
ということで、組織学習の説明を飛ばして、「トランザクティブメモリーシステム」とは何ぞやということですが、グーグル先生によると「組織全体が同じ知識を記憶するのではなく、組織内の「誰が」「何を」知っているのかを把握する事」だそうです。
要するに、ある程度組織の規模が大きくなると、その組織が必要とする「知」や「記憶」は莫大なものになりますが、それを組織の全員が、頭の中で全て知っておく(記憶しておく)必要はなく、誰が知っているか、どこに保存されているか、すぐに分かる状態やシステム(トランザクティブメモリーシステム)を構築しておけば良いということです。
もう少しかみ砕いて言えば、各部署や支店、工場の中に、「この人に聞けばすぐに分かる」という人を配置しておく、あるいは、社内イントラネットでデータベースを構築し、検索しやすいシステムを導入するといったことだと思います。
後者の「検索しやすい(アクセスしやすい)システムを導入する」という部分は、今の時代であれば、気の利いたベンダーが作ったパッケージ商品を導入すれば、ある程度の水準のシステムを簡単に構築することができるのではないかと思料します(複雑にカスタマイズして、他社差別化を図るのも一つの手段だと思います)。
一方、前者の「この人に聞けばすぐに分かる」という、いわば「何でも知っているおじさん(おばさん)」というのは、(今のところ)システムやAIで代用できない非常に貴重な存在です。
「何でも知っているおじさん」になるための要件は以下のような感じです。
・その部署での勤続が長い
・タバコ部屋に屯している(今時は少なくなっているかも)
・社内外の人脈が広い(SNSを有効活用している)
・要領がよい
・頼りがいがある人格である(人望が厚い)
とまぁ、私の正反対の人物像が浮かび上がります。
私の過去の経験上も、やはりこのような「何でも知っているおじさん」は、どこの部署にもいましたし、いつも頼りにしていました。
組織学習を効率的に進め、イノベーションを促進するためにも、この「何でも知っているおじさん」を、意識的に作り出すような仕組みも必要なのだと思います(難しいと思いますが)。
そして、話は大きく変わるのですが、この「トランザクティブメモリーシステム」というのは、資格試験に関しても同様に重要だと思いますし、将来の資格試験のあり方を考えるにあたって、示唆に富んでいるのではないかと思います。
ということで、続きは次回。
さようなら。