反省会【事例1~第1問~】 | okapiの背水の陣で中小企業診断士にチャレンジ♪

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こんにちは。

再現答案はこちら

セルフ反省会の次のターゲットは事例Ⅰです。

※皆様の、忌憚ないご意見をお待ちしています。
批判・批評の類でも大歓迎です。

第1問
妾の解答
背景は①社会的にベンチャー企業の重要性が高まっているにもかかわらず死の谷に直面する企業が増加している点②産学官連携の重要性が高まっている点③市場の多様化によりニッチなニーズが高まっている点により官公庁の助成金が増加していること。(114字)


tac様の解答
こちら

個人的に、4事例を通して最も難しい問題が
この事例Ⅰの第1問ではないかと思います。

問題を見た瞬間、勉強時間が烏有に帰したと思い
極寒の北海道でリンボーダンスを踊りながら
泡盛を一気飲みしたい気分になりました。

さておき、試験中・試験後に思ったことを、
備忘録もかねて書きとめます(駄文・長文ご容赦ください)。

設問文は以下の通りです。
「A社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。」

要約すると、「近年の研究開発型中小企業の
増加の背景にある経営環境の変化」ですね。

①「~考えられるか」という文章から、
類推が求められていると思われます。

②「近年」とは、果たして何を指すのか?
「震災後」も近年であり、
「リーマン・ショック後」も近年であり、
「インターネットの急速な普及後」も近年であり、
「バブル崩壊後」も近年であり、
「オイルショック後」も近年であり、
「高度成長期以降」も近年であり、
「戦後」ですら近年であります。

③「中小企業の経営環境の変化」は、
A社の経営環境ではなく、中小企業全般の変化です。
問題文にある、たとえば「技術革新のスピードが速い」
「ライフサイクルが短い」といった環境の変化は、
あくまでも精密ガラス技術加工分野および
それに近い業種に関する環境変化であり、
中小企業全般には決して当てはまりません。

「コモディティ化」を指摘する向きもありますが、
これは、主に電機産業に関する傾向であり、
また、そもそも主に大企業に関連する事柄であるため、
中小企業全般には決して当てはまりません。

さて、研究開発が重要な産業として、
電子部品・デバイス製造業が挙げられますが、
その他にも、A社のような精密機械製造業のほか、
輸送用機械・産業用機械製造業、製薬業なども、
研究が重要な産業と言えるでしょう。

これらの産業に重要なのは主にラジカルな応用研究ですね。

一方、たとえば食料品製造業や素材(化学・石油)産業、
窯業、繊維製品製造業、皮革製造業なども、
もちろん不断の研究開発が必要で、これらの業種においては、
どちらかといえばインクリメンタルな基礎研究が重要でしょう。

そして、研究開発が必要なのは製造業に限らず、
運輸業や通信業、IT産業など非製造業でも研究開発は、
当然ながら非常に重要です。

このように多種多様な研究開発のありようが考えられますが、
それをば、「技術革新のスピードが速い」
「ライフサイクルが短い」と一緒くたに断じてしまうのは
あまりに短絡的だと思うのじゃよ。

④以上のことから、漠然とした
「近年の中小企業の経営環境の変化」は
一見「何でもあり」と読みとってしまいそうですが、
それでもなお、中小企業にとって研究開発が重要な理由が、
作問者の求める答えなのだと思いました。



私は、せめて2つの視点を探そうと思いました。

1つ目は、本文から抜き出せそうな、A社の抱える課題の
「助成金獲得」です。
助成金が充実した。なぜ?
・死の谷に直面するベンチャーが増加した
・産学官連携の重要性が増した

2つ目は、中小企業の本質が求められていると考えました。
中小企業といえば、古今東西変わらぬ存在意義として
「ニッチ」が挙げられます。

市場の多様化・成熟化が進む経済においても、
「ニッチトップ」になることができれば、
経営資源に劣る中小企業も、その分野では
大企業に十分対抗することができます。

そのために、研究開発が必要。



以上のように、脈絡のない思考回路を
残り時間が切迫したなかで収束させるのは
やはり困難で、冒頭のような意味不明の解答と
なってしまいました。

うくく。残念。

試験終了後は、ゼロ点も覚悟していましたが、
「助成金の充実」や「産学官連携」に言及している
予備校もあるようなので、雀の涙程度の部分点は
頂戴できるかもしれません。

とにかく難しく、つかみどころのない
事例Ⅰの第1問でしたが、試験後も、ウジウジ・メソメソと
後悔する傍らではありますが、中小企業の来し方・行く末や
求められる役割について思いを馳せることができました。

蓋し良問です。是非とも協会の模範解答を見てみたい。

※「技術革新のスピードが速い」あるいは
「ライフサイクルが短い」が、本当に求められている
答えであるなら、余は絶望しますよ。おほほほほ。

tac様の解答は、さすが素晴らしいと思います。

それでは。

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