前回はなんとか「まぼろし博覧会」へ辿り着いた話をしたので、今回はやっと辿り着いた「まぼろし博覧会」の入口と、たまに会うへの掴みとして話すのに丁度良い範囲のお話

 

入口でさっそく出会ったのがセーラちゃん。

事前情報にはあったものの、「ホントにいつでもいるんだ」とちょっと驚く。

水色のショートヘア(ウィッグ)に赤と白のセーラー服に身を包んだセーラちゃんは、twitterやWEB記事などで見たあの姿そのまま。

元々想定していたのと違ったのは、ご高齢という話を聞いていたがそのようには見えない若さだったところ。ウルトラファンシーな見た目に反して落ち着いているところ。経営者の風格を感じた。ちなみにさっき調べたところセーラちゃんは7歳という設定だそう。

 

近づいていくと、セーラちゃんがやってきて挨拶と名刺代わりなのか、ブロマイドを頂いた。私が貰ったのは、着物衣装のセーラちゃんだった。

 

まず入口のアーケードをくぐると、ゆるやかな階段になっている。

階段を沿うようにカオスな展示がお出迎え。





上がった先の受付でチケットを買い、パンフレットを貰う。

私が行ったときは、ルートが三つに分かれており、どちらから進んでも良いようになっていた。

(展示とコーナーは日次で工事・”増殖”しているため、今はどうなっているかわからない…)

ルートの一番手前にある展示コーナーから、大仏殿ルート、まぼろし博覧会ルート、まぼろし神社ルートと呼ぶが、個人的な感想としてはこんな感じ

 

大仏殿ルート:たまに会う人に「こんなところ行ったんですよ~」と掴みとして話すのに丁度よい

 

まぼろし博覧会ルート:そこそこ仲の良い友達と「こないだやべーとこ行った」とか、一緒に行って「やべー」と言い合うには丁度よいかもしれない

 

まぼろし神社ルート:人に話せるものではないかも知れない。関心を持たれても黙って現地へ連れていくか、黙って引き留めるかの二択だと思う

 



一つめのルート_大仏殿は、進むとさっそく大量の短冊でお出迎え。

この短冊は、傍に用紙とペンが置かれた台があり、来訪者がさっと書いて飾ることができる。一応飾る用の笹はあるのだが、この短冊が道中のあちこちに飾られていて、来訪者が展示物のカオスさに拍車をかける状態となっている。





大仏殿のルートは、天井に高さがあるためか、阿吽の仁王像や大仏の頭など、特に大きなオブジェが多かった。訪れる人の感想で最も多いのはこのルートの話だと思う。…というか、このルートが一番人に説明がしやすい。

 



個人的なフォトスポットはこちら。お神輿と、タイの仏像と、その間にいる赤と白の紐で作られた牛のオブジェ(あと無法地帯の短冊)が全部移る。これだけで広さと大きさと過密っぷりと度量の深さがうかがえると思う。



一番奥は行き止まりになっていて、レトロな小物コーナーになっている。時折埃を被りつつ乱立するぬいぐるみの中に、ハローキティシリーズのダニエル君の宇宙服モデルを見つける。昔何でだか忘れたが、同じものが手元にあった。随分前に捨ててしまったが…。

こんなところで再会するとは…

このコーナーが地味だが何気に印象が残る場所だった。