注意 当、二次創作小説(シナリオ)を初めて読まれる方は先にこちらをごらんください。
非常に非常に短いお話です。
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なにげない、ある日のワン・シーン
with 中西京介
~ illumination ~
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《ダーリンは芸能人》二次創作短編
久しぶりに外で待ち合わせをするということが自分にいい影響を与えたのか、お仕事は完璧ノーミス。
我ながら現金だなと思う。
そうして無事に仕事を終えて指定された駅へと向かった。
山田さんの車を降り、挨拶をした後、駅のコンコースへと上がると。
眼の前に大きなツリーが現れた。
ああ、あと1ヶ月でクリスマスなんだと気が付いた。
そのツリーのそばで、京介くんが少し俯いてスマホを弄っている。
ニット帽を被ってノーフレームのメガネを掛け、マフラーて口元を隠していても、同じように待ち合わせをしてる人がたくさんいても、すぐに彼だと分かった。
彼に近づいて、声も掛けずにそっとその腕をとる。
始めは驚いた顔をしたけれど、すぐに優しく微笑んでくれた。
それだけで満たされる幸福感。
どうかこの幸せが続きますようにと、私は眼の前のクリスマスツリーに願いをかけた。
〜 end 〜