注意 当、二次創作小説(シナリオ)を初めて読まれる方は先にこちらをごらんください。
いや、ホント、大まかなプロットは出来てるのに義人くんルートの話が続かない…orz
そんな状況で出来た非常に非常に短いお話です。
このお話は今回で終わりです。
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なにげない、ある日のワン・シーン③
with 中西京介
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《ダーリンは芸能人》二次創作短編
冷たいカモミールティーを飲み干し、キッチンでグラスを洗ってグラススタンドに伏せて置く。
それから全自動洗濯乾燥機に二人分の洗濯物を入れて翌朝には乾くようにセットして。
「寝よ…」
フワァとあくびをして、キッチンとリビングの電気を消して寝室に入った。
寝室の中は外からの満月の光でほんの少しだけ明るい。
掃き出し窓寄りにある広いクイーンサイズのベッドには既に京介くんが寝ていて。
彼を起こさないようにそっと羽毛の肌掛けを持ち上げて、滑り込むようにして彼の隣に横たわる。
不意に鼻腔をくすぐるのは、京介くんが愛用しているオー・デ・コロンの香り。
今では私にとって心安らぐ匂いだ。
軽く深呼吸をして、彼を感じる。
「……大好き」
京介くんの背中に寄り添い、息を吐くように小さなつぶやきを落とす。
と。
寝返りを打った彼が私を抱きしめた。
「?!
寝てなかったの!?」
「そんなカワイイこと言われたら眠ってても起きるってば」
「えー…、起こしてごめん……」
「えー、そこ、謝るトコ?」
クスクスと笑いながら京介くんは私の額に頬に鼻先にと軽いキスを落とす。
そして私の髪を撫でながら、頬を撫でながら、言う。
「……愛してる」
「うん…私も」
二人で微笑みあって、軽くキスをして、お互いに抱きしめ合って。
これからもずっと、こうやってふたりでいられますようにと願いながら、私たちは眠りについた―――。
〜 end 〜